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遠隔医療で5G実証実験 和歌山県で総務省

6/5(月) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県は、県立医科大学と日高川町の川上診療所を結ぶ「遠隔医療支援システム」で、開発が進められる次世代の移動通信システムが実証実験されると発表した。医療分野では初で、総務省が来年3月まで実施する。

 携帯電話の通信などに用いられる「第5世代移動通信システム」として「5G」と略記される。総務省などが2020年の実用を目指し、取り組みを進めている。医療分野として総合的な実証実験は初めてという。通信大手の「NTTドコモ」が総務省から請け負って進める。

 開発中の5Gは、現行の移動通信システム「LTE方式」に比べ、最高伝送速度が100倍速く、接続できる機器数も100倍、送受信による時間のずれは10分の1と見込まれ、性能の大幅向上が期待されている。

 遠隔医療は、専門医がいる大病院に通えない交通弱者に配慮したシステムで、大病院と地方の医療機関をテレビ電話システムなどでつなぎ、専門医が地方の医師に診療方針などを助言する。県は14年から県立医大と県内13病院の間に導入している。

 県は本年度から2年かけ、地方病院だけでなく、へき地診療所への拡大も目指していて、現在3機関でモデル的に実施している。

 川上診療所はその一つで、実証実験では通信の一部に5Gを導入する。

最終更新:6/5(月) 17:01
紀伊民報