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火縄銃演武、戦国の趣 盆正月にぎわう

6/5(月) 1:11配信

北國新聞社

 第66回金沢百万石まつりは最終日の4日、金沢城公園で藩政期の祝祭を再現した「加賀百万石『盆正月』」(北國新聞社後援)が3日に続いて開催され、鉄砲隊による火縄銃演武が初めて披露された。公園内に戦国時代の戦場さながらのごう音がとどろき、大勢の来場者から歓声が上がった。金沢市内の各地では民謡や弓道大会など多彩な催しが繰り広げられ、3日間の祭典を締めくくった。

 金沢城公園新丸広場に、金沢や加賀藩にゆかりのある5地域の鉄砲隊が集結した。演武は午前と午後の2回行われ、午前は藩政期に火薬原料「硝石」を五箇山から金沢に運んだ「塩硝(えんしょう)の道」の縁がある五箇山塩硝鉄砲隊(南砺市)、金沢市と交流する長野県上田市の信州真田鉄砲隊、大阪城真田鉄砲隊が登場した。

 赤いよろいや陣羽織などを着た3隊の隊員計18人がずらりと並び、大阪城真田隊の澤田平(たいら)隊長の指揮で、一斉射撃や連続射撃を次々と繰り広げた。抱え持つ大筒の空砲では、ひときわ大きなさく裂音が響いた。

 午後は東京都板橋区の高島秋帆(しゅうはん)鉄砲隊と、加賀藩祖前田利家の出生地である愛知県の鉄砲隊が順に出演し、空砲を放つたびに大きな拍手が送られた。

 北陸新幹線で友人2人と訪れた埼玉県所沢市の主婦齋藤初美さん(62)は「迫力にびっくりした。お城が見える所での火縄銃は戦国時代の雰囲気が感じられて楽しかった」と話した。

 金沢城公園三の丸広場では、森山少年連盟によるはしご登りや子どもみこしなどが会場を盛り上げたほか、町娘などに扮した人が突然一斉に踊り出す「フラッシュモブ」も行われた。

 金沢市交流都市PRコーナーでは、過去最多の17都市がブースを設け、各市や観光協会などの職員らが名所や名産品を売り込んだ。武士や忍者姿の職員もおり、誘客合戦を展開した。「盆正月」には2日間で約4万5千人(主催者発表)が来場した。

北國新聞社

最終更新:6/5(月) 1:11
北國新聞社

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