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野々市相撲甚句を後世に 石碑製作、9月除幕

6/5(月) 1:11配信

北國新聞社

 野々市市相撲連盟前会長の田中昭一さん(71)=同市本町4丁目=は、1987(昭和62)年にできた野々市相撲甚句を後世に伝えるため、句を刻んだ石碑製作に乗り出した。歌詞には地域の歴史などが盛り込まれており、石碑を市に寄贈した上で、自ら市相撲場内に設置する。9月の市小学生相撲大会(北國新聞社後援)で除幕する予定で、地元の相撲甚句を広く伝え、後世に歌い継がれるよう期待を込める。

 相撲甚句は87年8月の相撲場落成に合わせて野々市町相撲連盟が製作し、当時会長だった橋本外茂男さん(81)=同市太平寺1丁目=が作詞した。「冨樫の徳は今もなお」など加賀国の守護富樫氏や野々市じょんから踊り、白山、手取川を歌詞に取り入れ、「伸びる野々市栄えあれ」と地域の発展を願っている。橋本さんの自宅敷地には、相撲甚句を記した自作の額を飾っている。

 相撲甚句は、年1回の小学生相撲大会後の慰労会で必ず歌われている。田中さんによると、かつては毎年夏の野々市じょんからまつりでも披露されていたが、近年はなくなったという。地元の歴史を伝える相撲甚句を住民により知ってもらいたいと、石材店を営む田中さんが昨年9月の会長退任を機に石碑の製作を考案した。

 石碑は縦111センチ、横126センチで、番付表をモチーフにし、8月下旬の完成を見込む。

 相撲大会前に行う除幕式には、3代目の会長を務めた粟貴章市長らが参加する予定で、連盟の会員が子どもらを前に相撲甚句を歌い上げる。田中さんは「野々市のいわれが書かれた相撲甚句を通して歴史に親しみ、長く歌い伝えてほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/5(月) 1:11
北國新聞社

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