ここから本文です

クオンツを選ぶならクオンツにお任せ-本物選びを調査でサポート

6/5(月) 6:48配信

Bloomberg

コンピューターモデルに基づく投資戦略の人気が急増しその種のファンドが増殖する中で、本当に良いクオンツを選ぶにはクオンツが必要だという結論に、シンガポールのファミリ-オフィスが達した。

複数の一族の資産を管理するガオ・キャピタルは、クオンツモデルを採用するファンドを専門にした独立系調査サービスを開始する計画だ。このようなサービスはアジアで初めて。調査ではそれぞれのファンドについて市場の動きや他のファンド、リスクやボラティリティー指標との相関を精査する。

「クオンツファンドの品質証明書のようなものになりたい」とガオ・キャピタル共同創業者のチャウウェイ・ヤック氏は話す。同社は2008年にニューヨークで設立され、2年後にシンガポールに本拠を移した。「投資家がそれぞれのポートフォリオに適したクオンツファンドを見つけるのを助けるのが当社の目的だ」と同氏は述べた。

クオンツ戦略の人気は世界的に高まり、データ提供会社ヘッジファンド・リサーチによると、今年1-3月には全世界で46億ドル(約5130億円)がクオンツファンドに流入。一方、ヘッジファンド全体では55億ドルの流出だった。ドイツ銀行が3月に公表した調査では、半分以上の投資家がコンピューターモデルに基づくファンドを少なくとも一つ、ポートフォリオに加えることを計画していた。

需要を追い風にこの種のファンドが増えるにつれ、本当にコンピューターモデルを採用しているファンドを見分けることが必要になった。何百ものファンドの中には実はクオンツファンドでないものもあることにヤック氏は気付いた。「クオンツファンドだと言いながら、実はエクセルを使っているだけのファンドもあった」という。

ガオ・キャピタルは4人のパートナーの一族と他の富裕層一族、機関投資家の資金など約6億ドルを複数のクオンツファンドに投資している。調査サービスによって、それ以外の顧客へのファンド選択などの助言へと業務を拡大する。

原題:Quant on Quant: Picking Winners in the Era of Machine Investing(抜粋)

Klaus Wille

最終更新:6/5(月) 6:48
Bloomberg

Yahoo!ニュースからのお知らせ