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カタールの株価指数、2009年来の大幅安-中東4カ国の外交関係断絶で

6/5(月) 15:59配信

Bloomberg

5日のカタール金融市場では株価指数が下落し、ドル建て国債の利回りが急騰。カタール・リヤルの1年物フォワードポイントは2009年以来の大幅上昇となった。同国のイランとの関係や、イスラム過激派への支援を巡り、近隣の4カ国が外交関係を断絶した。

ドーハのQE指数は7年半ぶりの大幅安を記録。構成銘柄の出来高は平均を4倍余り上回っている。この日の売り浴びせで、QE指数の年初来パフォーマンスは全世界の主要株価指数の中で最低となった。

サウジアラビアなど4カ国は5日、カタールとの外交関係断絶を発表。アラブ諸国間、特にアラビア半島6カ国で構成する湾岸協力会議(GCC)の関係は前例のない水準まで冷え込んだ。サウジアラビアやエジプトなどは外資誘致の取り組みを強化しているものの、中東地域に関連した地政学的リスクや不安定性が浮き彫りになった。

カタールが発行したドル建て国債で最も流動性の高い2026年償還債の利回りは、23ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.366%と、3月以降で最高の水準を付けた。

カタール・リヤルの1年物フォワードポイントは一時203上昇し405と、約1年ぶりの高水準に達した。カタール政府がリヤルを切り下げる可能性について、市場の思惑が膨らんでいる格好だ。リヤルは1ドル=3.64リヤルでの固定相場が採用されている。

QE指数は5日の市場で7.3%下げて引けた。年初来では12%安となり、騰落率は全世界の主要指数のうち最低。他の新興国市場の株価指数は平均18%余り上げている。

原題:Qatar Stocks Drop Most Since 2009 as Regional Spat Rocks Markets(抜粋)

Samuel Potter, Filipe Pacheco, Arif Sharif, Ahmed A Namatalla

最終更新:6/5(月) 20:52
Bloomberg