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清宮、高校通算本塁打100本に巨人名誉監督・長嶋がラブコール

6/6(火) 12:39配信

J-CASTニュース

 早実の清宮幸太郎が通算100本塁打を放った2017年6月4日、巨人は10連敗。

 すると、長嶋茂雄が清宮を褒め、プロ入りの誘い。巨人に来い、と言っているようで...。

■踏んだり蹴ったりの巨人

 清宮が100本目を放ったのは愛知県小牧市での享栄戦。9回に右中間場外へかっ飛ばした。

  「すごいことなのか、実感がわかない」

 いつも通り落ち着いた話しぶりだが、やはり顔はうれしそうだった。打席に立つと、スタンドから「あと1本」の声。それに応えた特大アーチだった。

 この日を含め、招待試合であちこちから声がかかる。

  「早実というより、清宮を呼びたいという感じ」

 アマチュア野球担当記者の感想はその通りだろう。見方によっては、見世物ともいえる状況だ。

 一方、東京では巨人がオリックスに負けて10連敗。まさに泥沼。広島に3連敗して交流戦に入ったのだが、楽天とオリックスにも3連戦を全て落とした。

  「高橋監督は暗い」

と評論家にテレビで言われるなど、踏んだり蹴ったりの状態だ。投手が好投すれば打線が振るわず、打てば投手が崩れるといった最悪のパターンに陥っている。

「プロ野球に入ってほしいね」

 そんな折、巨人名誉監督の長嶋茂雄が千葉県佐倉市のイースタンリーグ、巨人対ロッテ戦で始球式。これは長嶋茂雄記念岩名球場のリニューアル式典のためで、大勢のファンが詰めかけた。

 終了後、清宮の本塁打の感想をメディアから求められた。

  「すごいね。ナンバーワンだね」

 そして、付け加えた。

  「プロ野球に入ってほしいね」

 巨人に来てくれ、とのラブコールに聞こえた。

 巨人の連敗記録ワーストは11。これは長嶋が初めて巨人監督になった1975年のときのもので、球団史上初めて最下位になった。

 現在の巨人はとにかく打てない。ホームランが出ないものだから相手からすれば怖くないから、若い投手が飲んでかかってくる。長打を打てるバッターが必要とみんなが思っているときに清宮の記録である。長嶋の言葉は意味深いし、清宮にしてみれば、これ以上の喜びはあるまい。

 この6月最初の日曜日は、愛知-東京-千葉が一本の線でつながった不思議な一日だった。この秋の出来事(ドラフト会議)を暗示しているのかも知れない。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

最終更新:6/6(火) 14:48
J-CASTニュース