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危険物施設事故が増加 静岡県まとめ、平成で最悪更新

6/6(火) 8:06配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県は5日、静岡県内の工場やガソリンスタンドなど危険物施設で2016年に起きた事故件数が施設1万件当たり9・57件で、平成元年(1989年)以降で最悪だった2015年(同8・78件)を上ったと発表した。県は、増加傾向が続いているとし、警戒を呼び掛けている。

 県消防保安課によると、16年に県内の危険物施設で発生した事故は、火災6件と流出事故8件の計14件だった。火災による重大事故はなかったが、流出事故では3月に県西部の輸送用機器工場で軽油千リットル以上が漏えいし、貯留槽の亀裂から一部が土壌まで流れ出た事例があった。同年12月に富士市の国道1号でタンクローリーが横転した交通事故では運転手が軽傷を負い、タンクの破損で灯油約30リットルが流出した。

 過去6年間の事故原因を分析すると、腐食や素材疲労など設備の劣化をはじめとする物的要因が全体の50%、操作確認不足など人的要因も42%を占めた。同期間の本県の事故発生件数はいずれも全国平均を下回ったが、軽微な事故でも一歩間違うと大きな事故につながる恐れがある。

 同課担当者は「流出事故では劣化した埋設配管からの漏えい、火災では操作確認不足で起きた火花が着火源になる事故が目立つ。危険物を扱っている自覚を忘れないでほしい」と注意喚起した。

静岡新聞社