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思わず二度見!パンツに短歌を書いた女性 作家・又吉直樹も…「文学フリマ」の表現者たち

6/9(金) 7:00配信

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芥川賞の『火花』がドラマ化され、新作の『劇場』も好評なピースの又吉直樹さん。その原点ともいえるイベントが今年も開かれました。小説や短歌、評論など、プロアマ問わず作者自身が出店者となって販売する「文学フリマ」です。又吉さんが編集者と出会い、小説執筆の依頼を受けるきっかけになったこの催し。訪ねてみると、思わず「えっ!?」と二度見してしまうような多彩な「文学」がありました。(朝日新聞編集センター記者・河原夏季)

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出店者、来場者あわせて約3500人

GWの最終日、5月7日(日)に開かれた「第二十四回文学フリマ東京」。会場の東京流通センター(東京都大田区)には、1階と2階あわせて770のブースが並んでいました。ジャンルは、小説、詩、短歌、評論、写真集、旅行記、マンガなど多岐にわたります。

この日は出店者、来場者あわせて約3500人が訪れました。

又吉さん『火花』執筆のきっかけ

2011年6月の文学フリマ東京には、のちの芥川賞作家・又吉直樹さんがプライベートで訪れました。そこで文藝春秋の編集者・浅井茉莉子さん(33)と出会ったことが、小説『火花』執筆のきっかけになりました。

編集者の浅井さんは、当時たまたま一人で文学フリマに遊びに来ていました。「文学フリマに行かなければ、又吉さんにお会いしていないと思います。お会いして、又吉さんの文章を読み返して、この人に小説を書いてほしいと思いました」と振り返ります。

浅井さんは、文学フリマには学生時代から数回行ったことがあるそうです。

自費出版の本は、大々的なプロモーションがあるわけでもなく、内容は手に取るまでわかりません。浅井さんは、「未知との出会いみたいな感じです。個人的に常に新しいものと出会いたい気持ちはあるので、純粋に楽しいですよ」と話します。

『夫のちんぽが入らない』も文学フリマ発

文学フリマで話題になり、出版された本もあります。

今年1月に出版された、主婦でブロガーのこだまさんの自伝『夫のちんぽが入らない』は、2014年に出品して完売になった同人誌『なし水』に収録されていました。交際を始めてから20年ほどになる夫と、初めて体を重ねようとした時からまともにセックスができないという実話は、ネットをはじめ各メディアで話題になりました。

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最終更新:6/9(金) 7:00
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