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「ジャンプのサッカー漫画は当たらない」 キャプテン翼の呪縛?新連載は破れるか

6/6(火) 19:22配信

J-CASTニュース

 週刊少年ジャンプについて、ある「ジンクス」が漫画ファンの間ではささやかれている。

 「J(ジャンプ)史上No.1を目指す!! 」――「J1」と引っ掛けたそんなコピーとともに、2017年6月5日発売の「週刊少年ジャンプ」に予告が掲載されたのは、横田卓馬さんの「シューダン!」だ。

■「ジャンプ最大の鬼門」との評も

 静岡を舞台に、少年・少女たちがサッカーに打ち込む「成長譚」になるといい、第1話が掲載される12日発売号では、表紙+巻頭カラーを飾る。そのプッシュには、編集部からの期待の厚さがうかがえる。

 しかし、来週号からの掲載が告知されると同時に、漫画ファンの間にはこんな声が広がった。

  「横田先生といえどもジャンプでサッカーはマズイですよ」
  「ジャンプでサッカー漫画か...」
  「すじピンの作者、描いてしまうのか......ジャンプ最大の鬼門とも呼ばれるサッカー漫画を......」

 こんな声が上がるのは、「『キャプテン翼』以降のジャンプのサッカー漫画は当たらない」という不思議なジンクスがあるからだ。

 ジャンプでサッカー漫画といえば、有名なのは高橋陽一さんの「キャプテン翼」だ。1981年のスタート以来、88年の本連載終了後も、現在に至るまで系列誌で続編が掲載される、日本のみならず世界的なサッカー漫画の金字塔であり、国内外の多くの一流プレーヤーが、少年時代愛読したことを公言している。

 ところが90年代以降、世間でサッカーブームが巻き起こる中、ジャンプからはなかなか人気作が出ない。1994~97年には「キャプテン翼 ワールドユース編」が連載、また1998年~2002年の「ホイッスル!」はアニメ化されるなどスマッシュヒットしたものの、これ以後は「苦戦」が目立つ。

21世紀開始の連載はいずれも3巻以内で終了

 1999年には、「キャプテン翼」の高橋陽一さんの新作として「フィールドの狼 FW陣!」が連載されるものの、全2巻で終了。

 2002年、キユさんの「NUMBER10」が連載開始するも、全1巻で終了。

 2009年、加地君也さんの「マイスター」が全2巻で終了。

 2010年には附田祐斗さんの「少年疾駆」が全2巻で終了、直後に始まった神海英雄さんの「LIGHT WING」はカルト的な人気を集めたが、翌11年に全3巻で終了。間髪を入れず村瀬克俊さんの「DOIS SOL」が始まるものの、やはり全2巻で終了。

 2014年、久しぶりに登場した下山健人さん・伊達恒大さんの「TOKYO WONDER BOYS」は全1巻で終了。

 2016年には、馬上鷹将さんが、テコンドー選手がサッカーに転身する異色作「オレゴラッソ」を連載開始、注目されたが、17年3月に全2巻で終了。

 このように、ここ20年近くジャンプの厳しい人気投票レースを生き残る作品は現れず、ネットの一部では、「キャプテン翼の呪縛」という言葉すら存在する。一方ジャンプ以外では、最近の作品だけでも、モーニングの「GIANT KILLING」、マガジンの「DAYS」、またゲーム・アニメの「イナズマイレブン」などがヒット、ジャンプの「鬼門」の印象がいっそう強まっている。

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最終更新:6/6(火) 19:22
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