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【オーストラリア】〔政治スポットライト〕豪の対中姿勢は威圧的、中国の専門家ら反発

6/6(火) 11:30配信

NNA

 オーストラリアのターンブル首相が今月2日、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議で基調講演を行った際、中国を名指ししてミサイル発射などで挑発行為を続ける北朝鮮への関与を強めるよう求めたことを巡り、中国の専門家らはターンブル首相の発言が「威圧的だ」として反発している。オーストラリアンが伝えた。
 ターンブル首相は基調講演で、「中国は北朝鮮に対して大きな影響力を持つ。中国政府は北朝鮮に圧力をかけ、挑発行為を止める責任がある」と主張し、中国政府の関与強化を訴えた。さらに同首相は、中国が南シナ海で軍事拠点化を進めていることを受け、地域の平和と安定の維持を図るため「中国は法の支配を尊重するべきだ」と述べた。
 中国の共産党機関紙、人民日報系の環球時報は社説の中で、「ターンブル首相の発言は西洋諸国の首脳陣のコメントの中でも最も威圧的な発言の一つだ」と反発。同紙はターンブル首相の発言が、「豪米同盟の中で築かれた利己的で偏った価値観に基づいたものだ」と批判した。
 上海の華東師範大学のオーストラリア研究センターのチェン・ホン所長もターンブル首相の発言内容を受け、「大変残念な内容だった。首相は間違った理論の基に論点のずれた発言をしている」と話した。

最終更新:6/6(火) 11:30
NNA