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巨大SNSフェイスブック 韓国ユーザーらとの摩擦相次ぐ

6/6(火) 11:02配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】世界最大の交流サイト(SNS)、フェイスブックが韓国のユーザーや当局、企業と摩擦を起こすケースが相次いでいる。

 IT(情報技術)業界によると、フェイスブックは先ごろ自社メッセンジャーアプリの使用をユーザーに強いていると指摘され、韓国の放送通信委員会から調査を受けている。誰かからメッセージが届いたことをユーザーに繰り返し通知するものの、その内容は伝えず、アプリをインストールせざるを得ない状況をつくっているとの指摘だ。

 フェイスブックは、該当のアプリはほかのソフトウエアのインストールに影響せず、すぐに削除することもできるため不当行為ではないと釈明しているが、ユーザーの反発は大きく、波紋は当面収まりそうにない。

 この問題を放送通信委に伝えた消費者団体の関係者は、届いたというメッセージを確認すると「誰々がメッセンジャーアプリをインストールした」という内容で、消費者に全く意味がないと指摘。ユーザーの間で「だまされた」「インストールするデータ通信料を無駄にした」といった不満が出ていると伝えた。

 また、フェイスブックは先月、韓国のインターネット網に「ただ乗り」しているという批判にさらされた。通信大手のSKブロードバンドとネット回線費用の負担を巡り摩擦が生じていたことが、最近になって分かったのだ。

 フェイスブックの不適切な広告も物議を醸している。有名ブランドの衣服などを安価で販売するとだましてクレジットカード番号を盗み出す業者の広告、アダルトコンテンツを連想させる広告などが多いと批判されている。

 フェイスブックを巡りさまざまな論争が起きているのは、サービスの範囲が単なるSNSを超え大幅に広がっていることが一因とみられる。フェイスブックは、全世界でダウンロード数が10億件を超えるメッセンジャーアプリを二つ(メッセンジャー、ワッツアップ)持っている。フェイスブックサイトは芸能動画やライブ動画を投稿できる機能を備え、動画投稿サイトのユーチューブを脅かすほどの存在になっている。アプリの分析を手掛けるワイズアップの最近の推計によると、フェイスブックは韓国のアンドロイド搭載スマートフォン(スマホ)のアプリのうちユーザー数が10番目に多い。

 IT業界は、「メッセンジャーアプリ強要」の波紋はフェイスブックが自社メッセンジャーの韓国での使用率を引き上げようとしたことが原因だと見込んでいる。SKブロードバンドとの摩擦も、フェイスブックが動画サービスで膨大なトラフィックを発生させているために起きたことだとみている。フェイスブックを利用する企業が増え続けているため、広告を巡る批判の声も強まらざるを得ない。

 デジタル社会研究所のカン・ジョンス所長は「フェイスブックのような外国企業のサービスは急速に進化しているのに対し、韓国政府が古い基準を単純に適用しているため、問題が一段と悪化している面がある」と述べ、法規整備などの必要性を指摘した。

最終更新:6/6(火) 16:13
聯合ニュース