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【関本四十四の目】高橋監督の選手起用に迷い

6/6(火) 6:04配信

デイリースポーツ

 巨人が泥沼の10連敗。何をやってもうまくいかない。高橋監督もそんな心境だろう。

 気になるのは、選手起用で後手に回る試合が多いことだ。1-3で敗れた4日のオリックス戦も2点を追う八回、先頭の長野が安打で出塁。8、9番の打順を迎え、ベンチには阿部と亀井が残っていたが、代打で出たのは脇谷と相川だった。不調とはいえ阿部には一発がある。警戒されて四球で好機が広がる可能性もあった。だが結局、九回も切り札を使わないまま。ファンも消化不良を抱いた敗戦だったと思う。

 今季は、監督の手腕が問われる1点差ゲームで4勝12敗。負け越しの数は12球団ワーストだ。この10連敗中も4試合が1点差。競り負ける展開が多いのは、終盤のベンチワークのまずさも一因と言わざるを得ない。

 負けが込むと監督、コーチも視野が狭くなる。気分転換の意味も兼ねて、首脳陣に新たな風を入れるのも残された数少ない打開策のひとつだろう。ファームには内田巡回打撃コーチや田代2軍打撃コーチ、小谷巡回投手コーチといった経験豊富な指導者もいる。1軍を見てもらうことで、好転のきっかけをつかめるかもしれない。

 V9時代、チーム状態が悪い時期に牧野ヘッドが投手ミーティングに入ったことがあった。投手コーチを含め、相手の弱点を攻めることに固執していたわれわれに「自分の持ち味を押し出したほうがいい」と、言った。たった一言だったが、チーム全体が開き直るきっかけとなった。

 やれることは限られてきたが、まだ6月。手を尽くせば、巻き返すチャンスは残されているはずだ。(デイリースポーツ評論家)

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