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文大統領が顕忠日演説「愛国に保守革新なし、新たな出発を」

6/6(火) 11:55配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、国を守るため犠牲になった人々を追悼する「顕忠日」の演説で、「愛国の歴史を統治に利用した不幸な過去を繰り返さない」としながら、愛国心で確執を乗り越え、新たな韓国として踏み出そうと呼び掛けた。

 顕忠日の追悼式は国立墓地のソウル顕忠院で催された。文大統領は「愛国はきょうの大韓民国を存在させたすべてで、国のために献身した一人ひとりがまさに大韓民国」と述べ、保守と進歩(革新)の区別はないと強調。「戦争の後遺症を癒すことより戦争の経験を統治の手段にした理念の政治、(味方と敵に)組み分けする政治を清算する」とした。

 文大統領は過去を振り返り、「植民地から分断と戦争、貧困や独裁との対決と、試練が尽きない歴史だったが、愛国がすべての試練を克服した。この100年を素晴らしい歴史にした」と愛国心をたたえた。独立運動家、兵士だけでなく、それを支え働いた人々すべての献身と犠牲が国の礎になったとした。

 その上で、「新たな大韓民国はここから出発すべきだ。制度上の和解にとどまらず、心で和解しなければならない」と訴えた。文大統領は「私と政府は愛国の歴史を尊重し守っていく」とし、理念の葛藤、憎悪と対立、世代の葛藤を終わらせるよう呼び掛けた。

 また、「報勲(功勲に報いること)こそが国民統合を成し遂げ強い国家へと進む道」と述べた。国会が同意すれば国家報勲処を、長官(閣僚)級をトップとする機関に格上げするとした。

最終更新:6/6(火) 11:57
聯合ニュース