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10連敗巨人に囁かれる コーチ入れ替えと阿部コンバート案

6/6(火) 12:31配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 75年の長嶋監督時代に記録した球団ワーストの11連敗にあと1と迫った巨人。創設83年の長い歴史で3度しかない10連敗という泥沼状態は、ちょっと前まで最下位にいた中日の森監督に「10連敗はきつい」と同情される始末である。

 長嶋終身名誉監督は、スポーツ報知に「今の一軍に漂う重苦しい空気を変えることができる存在になる」と書き、6日の西武戦から一軍に合流するFA加入の陽岱鋼(30)に期待するのだが、キャンプで負った足の故障が長引き、前日4日になって初めて実戦フル出場した病み上がりの陽が起爆剤とは心もとない限り。実際、高橋由伸監督(42)ですら、「1人2人(の力)ではね」と言っている。それほどチーム状態が悪いのだ。

「連敗はいつか止まる。でも、それとチームが不振から抜け出すのとは別問題。監督が、選手1人2人の力だけじゃ、と言っているのだから、球団も考えているはずです」

 と、チーム関係者がこう続ける。

「原さん(前監督)だったら、コーチの入れ替えや配置転換をするだろうな、そんな声がチーム内で大きくなっています。実際、その手をよく使った。今年もリーグ最下位のチーム打率・235という貧打が、開幕からずっと続いている。選手個々の状態もさることながら、当然、球団からのコーチ陣への風当たりも強くなっている。40代の江藤(47)、二岡(41)両打撃コーチではこの惨状から脱することができないとなってもおかしくありません。二軍には、経験豊富で指導力に定評のある田代さん(62)がいる。交流戦期間中にも、どっちかの一軍コーチと入れ替えがあるんじゃないかともっぱらです」

■小林にサジを投げた

 球団OBは、もっと大胆な打開策に打って出るのでは、と予測する。

「阿部慎之助(38)の捕手復帰だよ。阿部は昨オフ、球団から『一塁に専念』するよう要請され、自らも『捕手引退』を決めた。しかし、もともと高橋監督は就任直後、前年に原前監督が決めた阿部の一塁コンバートを差し戻し、『もう一度キャッチャーで勝負しよう』と捕手阿部にこだわっていた。この連敗中、高橋監督は先発マスクをかぶった小林を1打席も立たせずに交代させたり、打撃もリードも改善されない小林にサジを投げた格好だ。かといって、控えの実松と相川では、リード面以外は小林と大差はない。深刻な貧打をなんとかしたいと思えば、ポジションの問題で3人の併用ができない阿部、村田、マギーを同時に使うことを考える。それには、DHが使えるパの本拠地以外の試合では、マギーを二塁で使うか、阿部を捕手で使うしかない。阿部のケガのリスクは高まるが、限定的ならなんとかなる、と球団の一部からは期待をもって聞く。打線強化はもちろん、投手陣を引き締める効果もあるというわけだ」

 阿部が一塁に転向していた15年、原前監督が開幕7試合目に捕手に戻したことがある。この年もキャンプからロクに練習していない中での突然の捕手起用だった。

 V率0%の巨人。ヤケクソになった球団と指揮官が、どんな手を打っても不思議はない。

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