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【巨人】阿部、10連敗V率0%も関係ない「前例ないなら作ればいい」

6/6(火) 6:04配信

スポーツ報知

 V率0%? それがどうした? 球団史上3度目となる10連敗を喫し、苦境に立たされる巨人。シーズンで10連敗したチームが優勝したケースは過去にないが、ナインの闘争心は消えていない。阿部慎之助内野手(38)が「そういう前例がないなら作ればいい」と気丈に前を向けば、村田や坂本勇も同調した。負の流れを断ち切るべく、6日の西武戦(メットライフ)に臨む。

 まだ終わっちゃいない。チームは11年ぶりの10連敗。首位・広島には9・5差をつけられ、5位の中日には0・5差に迫られている。プロ野球史上、10連敗を喫したチームが優勝した例は過去にないが、数々の修羅場をくぐり抜けてきた阿部の言葉は頼もしかった。

 阿部「そういう前例がないなら作ればいい。どんな勝ち方でもいい。大勝も接戦もない。まずはこの連敗を止める。勝つことが最高の薬になるしね。ひとつ勝てば、絶対にガラっと変わる。『誰もやったことがないからできません』じゃ、『史上初』なんて言葉は存在しないんだから」

 完敗、逆転負け、僅差での競り負けと、あらゆる形で黒星がついた。このどん底から抜け出す手だてはあるのか。阿部は「それが分かったら苦労しない」と正直な胸の内を明かしながらも、「気持ちが切れたらおしまい。気持ちだけは切らさない」と強い口調で言い切った。

 苦しい時こそ、精神力が大切になる。シンプルだが、ナインも同調する。交流戦6試合で23打数10安打、3本塁打9打点と奮闘している村田はうなずいた。

 村田「勝ちたいという強い気持ちで、1打席1打席を大切にしている。どこかに狂いがあるんだろうけど、それがカチっとなれば、状況は変わる。(横浜時代に)外から見ていた時も思っていたけど、それが巨人の強さ」

 “連敗ストッパー”の坂本勇も同じ考えだ。4月15日の中日戦(ナゴヤD)では5打数4安打1打点をマークし、連敗を5で止めた。昨年も、5連敗で迎えた8月30日のヤクルト戦(福井)で3打数2安打2打点。大型連敗に苦しむチームを、ことごとく救ってきた。

 坂本勇「負けてイライラすることはもちろんありますけど、切り替えないと何も始まらない。下ばかり向かないことだと思います」

 6日からの6連戦は全試合がパ本拠地のため、DHが使える。陽岱鋼も合流し、攻撃力は上がるだろう。危機的状況であることには違いないが、悲観しても黒星が消えるわけではない。百戦錬磨の男たちを信じるだけだ。(尾形 圭亮)

最終更新:6/6(火) 8:29
スポーツ報知