ここから本文です

藤浪二軍調整で阪神首脳陣にジレンマ

6/6(火) 16:45配信

東スポWeb

 阪神の悩めるエース・藤浪晋太郎投手(23)が無期限の二軍再調整を課せられている。

 5日、香田投手コーチは藤浪の今後の処遇について「いついつ(までに一軍復帰)という設定はしていない。その他の頑張っている選手もいるわけだから、頑張っている選手を順番に使う。しっかり裏づけを持った上で一軍に戻ってきてほしい。原点に戻るところから這い上がって、人間的にも大人になって戻ってきてほしい」と方針を表明。入団から3年連続2桁勝利の実績と生え抜きエースとの立場から早期復帰の可能性もあったが、改めて優遇措置がないことを明かした。

 もっとも金本監督も「一軍で投げるより二軍でしっかりフォームを直した方がいいんじゃないかという(首脳陣)みんなの意見で決めた」と長期スパンで降格させているわけだが、一方でこの無期限再調整は頭の痛い問題にもなっている。

 理由は指揮官自ら「ウチは余裕があるわけではない」と認める先発事情だ。スターターがきっちり6枚揃っている状態ではないだけに、チーム内には「藤浪の穴をしっかり埋められる選手が結局のところ見当たらない。不安定な投球ではあるが、なんだかんだで藤浪はここまで結果を残している部分もある。早くローテーションに戻ってきてもらわないと困るんだが…」(チーム関係者)と早期一軍復帰を待望する声もあるのだ。

 慢性的な制球難に悩まされる藤浪だが、今季成績は3勝3敗、防御率2・66(5日現在)。一定の結果が出ているのも確かだ。しかし、首脳陣の処遇も右腕を思っての親心でもあるだけに、どちらがベストなのかは難しいところ。要は藤浪自身がしっかり反省して首脳陣の信頼を早く取り戻すかが大事になってくる。

 二軍降格後初の実戦登板となった3日のウエスタン・リーグの中日戦(安芸)では5回3安打1四球1失点と好投。プロ初の二軍生活について藤浪は「(二軍)コーチといろいろ話をしながらやっていきたい」と謙虚な姿勢でいるが…。いずれにしてもこの男が力を発揮しない限り、V奪回はおぼつかない。

最終更新:6/6(火) 17:03
東スポWeb

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合7/23(日) 20:35