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“くだらん質問するな”と私に吠えた巨人・村田ヘッドの胸中

6/6(火) 16:45配信

東スポWeb

【赤坂英一 赤ペン!!】「そんなにくだらん質問するやなんて、赤坂さんらしゅうないで! オレはそう思うけどな!」

 村田ヘッドコーチは、そう吐き捨ててエレベーターの中に消えた。巨人が2006年以来11年ぶり、球団史上3度目の10連敗、球団最悪の本拠地8連敗を喫した4日の試合後のことである。

 1時間半もたってようやくロッカールームから出てきた村田ヘッドは、私の姿を認めると「久しぶりやな。何かある?」と聞いてきた。「10連敗をどう受けとめているのか」と率直に尋ねたら、「そら悔しいよ! 決まっとる」。8回4安打1失点に抑えられたオリックス・山岡について聞くと、こうまくし立てた。

「狙い球の指示やったら、(江藤打撃コーチから)出てる。でも、先発投手(宮国)が最初に本塁打で1点やろ。すぐあとに追いついたと思ったら、また(3回に)2点取られたやろ。いまのウチの打線で、追いかける展開になったらキツイわ」

 6日の西武戦には1975年以来42年ぶりの球団ワーストタイの11連敗がかかる。エースの菅野で止められそうかと聞いたら、「くだらん質問」と言われたのだ。

「そらエースが投げるんやから、きっちり抑えてもらって、打線が打って勝つしかないわ! そんなん決まってるやろ!」

 そうほえた村田ヘッドは以前10連敗した06年、バッテリーコーチとしてベンチにいた。あのときも試合後にぶら下がり、「赤坂さんが取材に来るようになってから連敗が始まったん違うか!」とカミつかれた。こちらへの嫌みはいいから選手にはどう言っているのかと聞くと、「悔しくないんか、やり返さんとイカンぞって言うてるよ。毎回毎回ボコボコにされてるんやから、やり返さんとプロやないやろ」と言われたことを覚えている。

 今回はヘッドコーチだから、よりつらい立場にある。腹の底には、言いたくても言えないことがたまっているのだろう。

 昨季は打撃不振で優勝を逃し、「責任なら感じてるよ。オレが続けてもええんかとは考えた」と悩んだ末に留任した村田ヘッド。読売関係者の間では、「これ以上負けが込めばコーチ人事が断行されるのではないか。誰かがファームと入れ替えられるはず」とささやかれる中、心中は察するに余りある。06年の連敗中には、まだ復帰1年目だった原監督の去就まで取り沙汰された。それが、“勝利至上主義”の巨人首脳陣の宿命でもある。

 ここから巻き返して、またチュウ(現役時代の愛称)らしい笑顔を見せてもらいたいものだが。

最終更新:6/6(火) 17:08
東スポWeb

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