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中国人民銀、MLFで4980億元供給 月内金利引き上げとの声も

6/6(火) 13:35配信

ロイター

[上海 6日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は6日、中期貸出ファシリティー(MLF)を通じて金融システムに4980億元(732億3000万ドル)を供給したことを明らかにした。

全額を1年物MLFで供給し、金利は3.20%で変わらずだった。リバ-スレポは見送った。

人民銀のデータに基づくロイターの算出によると、6月は総額4313億元のMLFが満期を迎える。

人民銀は約2週間前、満期を迎えるMLFを6月上旬に実質的にロールオーバーすると表明していた。6日には1510億元の6カ月物MLFが満期となり、7日には733億元の1年物、16日には2070億元の6カ月物MLFが、それぞれ満期を迎える。

6日の供給額は今月満期を迎える額を上回ったことから、トレーダーの間では人民銀が今月はこれ以上の資金供給を行わないとの見方も出ている。

一方、一部の市場関係者は金利が引き上げられる可能性が高いとみている。

人民銀は3月、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ後に短期金利を引き上げた。資本の海外流出を防ぎ、人民元の安定を維持するための措置と受け止められた。

FRBが13─14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げするとの観測が高まる中、多くのアナリストは人民銀が今月、短・中期の市場金利を引き上げると予想している。

スコシアバンクはこの日、人民銀による資金供給前に出した顧客向けノートで、FRBが来週のFOMCで25ベーシスポイント(bp)の利上げを行う見通しとなる中、人民銀はMLF金利を再び10bp引き上げるとの見方を示した。

最終更新:6/11(日) 22:43
ロイター