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松本・池上邸の蔵で「がらんどうの庭」 日替わり奏者と即興パフォーマンスも /長野

6/6(火) 17:00配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 松本・中央の池上邸の蔵(松本市中央3)で現在、舞踏カンパニー「山海塾」に所属する振り付け家・舞踏家の石井則仁さんによるインスタレーション&パフォーマンス「がらんどうの庭」が行われている。(松本経済新聞)

300本のバラは生花

 蔵内は300本のバラの生花がつるされ、床には花びらが広がる。棚には多肉植物や人骨の模型などが並び、非日常的な空間に。「生あるものが死んでいくまでの時間経過を展示し、過去あった生を『知覚し思考する』」作品は、生が朽ち果てるまでの美しさ、死の後になお残る美しさ、生まれ変わっていく美しさを表しているという。

 石井さんは2010年から同カンパニーに在籍し、ダンサーの活動と並行してさまざまな企画を展開している。昨秋に松本と大町で開催した連続ワークショップに参加したゲストハウス東家(大手4)の吉岡周流さんが、「インスタレーション作品に取り組みたい」という石井さんの思いを知り、企画を立ち上げた。

 10日までは連日、パフォーマンスを披露。県内を中心に活動するフルートやギター、パーカッションなどの奏者を日替わりで迎え、石井さんが毎日同じテンポ、同じ振り付けで踊る。

 5日は、松本市在住のピアノ奏者・香帆さんとパフォーマンスを行った。開場し、蔵に入った瞬間から既に目を引き付ける石井さんの姿。開演し、音が奏でられると、薄暗い中に浮かび上がる一つ一つの動きに、観客は息をのんで見入っていた。

 パフォーマンス後には、アフタートークも開催。石井さんと香帆さんが並んで座り、セッションができるまでの経緯や思いを話した。「(石井さんから送られてきた)動画を見て、合わせるとかっこいいと思った箇所があったので時間配分をしてみたが、結局、余計なことは考えない方がいいと思い直した。7割くらいは即興」と香帆さん。パフォーマンス中に、どうしているのか気になった部分がお互いにあったといい、石井さんが顔に付けていたマスクについて知った香帆さんが「お疲れさま(笑)」とねぎらう場面も。ビールを飲んだり、観客に感想を聞いたりしながら、和やかな雰囲気で話が弾んだ。

 展示時間は12時~18時。入場無料。11日まで。パフォーマンス(10日まで)は各日19時30分開演。料金は1,000円。11日15時からは、クロージングパーティーを行う。参加費1,000円。問い合わせは東家(TEL 070-3108-8925)まで。

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