ここから本文です

【ハリルJAPANの新戦力】〈3〉「戦術理解度」で宇賀神は生き残る

6/6(火) 11:04配信

スポーツ報知

 宇賀神は初めて日本代表に合流し、ハリルホジッチ監督から「日本代表にふさわしい選手だから呼んだ。自信を持ちなさい」と背中を押された。浦和で同僚だった原口からは「おまえがここ(代表)まで上り詰めるとはな」とからかわれた。「懐かしかったですね」。慕ってくる後輩の“いじり”は心地良かった。

 浦和ユース出身で湘南MF山田直輝、原口に続く3人目の代表選手は「2人は小学校からずっとスター。僕は違った形でそこ(代表)まで行けるというのを見せられたかな」と雑草からはい上がった。球際の強さ、運動量など豊かなバイタリティーが特長だが「戦術理解度」の高さが際立つ。ユースからトップに昇格できず、流通経大へ進学。「高卒でプロになった選手と、どう戦うか」。プロ入りの目標を達成するため、大学2年の時にやるべき事を決めた。

 自分以外の選手への指示にも耳を傾ける。「自分ならどうするか」。そこまで意識的に指導者の話を聞く選手は珍しい。尊敬する浦和の先輩、MF平川忠亮から「監督が何をやりたいのか。何を求めているのか。それを考えてみたら」と金言を授かり、生きるべき道に確信を持った。左サイドDFとして招集されたハリル・ジャパンでも、抜群の適応力で存在感を示すつもりだ。(羽田 智之)

 ◆宇賀神 友弥(うがじん・ともや)1988年3月23日、埼玉県生まれ。29歳。浦和ユースから流通経大を経て、2010年に浦和入団。同3月6日のJ1第1節・鹿島戦で先発デビュー。左サイドMF、ストッパーなど複数のポジションを担う。J1通算196試合12得点。172センチ、71キロ。血液型A。

最終更新:6/6(火) 21:57
スポーツ報知