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【POG】「父の名を高めよ―」ヴァイザー、持久力生かし任務遂行

6/6(火) 22:02配信

スポーツ報知

【ヴァイザー(牡、栗東・高橋亮厩舎)、父ノヴェリスト、母ヴァイスハイト、馬トクPOG指名者数:27人】

 4日の阪神5R・2歳新馬(芝1400メートル、12頭立て)は、2番人気のヴァイザー(牡、栗東・高橋亮厩舎=ノヴェリスト産駒)が好位から抜け出し、今年の新種牡馬の産駒として、JRAで初の勝利を挙げた。勝ち時計は1分21秒9。

 前半1000メートル57秒2の速い流れの3番手を追走。1200メートル通過は1分9秒0、最後の1ハロンが12秒9と要した耐久戦を、末脚を振り絞るように伸びて半馬身抜け出した。

 騎乗した北村友は「調教と同様、真面目。うまく息を入れられて最後まで一生懸命走ってくれました」とコメントした。

 ドイツ産のノヴェリストは、父がモンズーン、母の父がイルドブルボンの子ラグナス。2013年キングジョージ(英アスコット競馬場、芝2400メートル)を、ハービンジャーが持っていたコースレコードを大幅に更新するタイム(2分24秒60)で5馬身差圧勝したことが評価され、種牡馬として輸入された。

 血統表には、重厚な種牡馬が並ぶが、牧場、育成場の調教騎乗者たちは、こぞって「鈍重でないかと心配しましたが、手先が軽くて切れもある。イメージと違いました」と話していた。中には「絶対に成功すると思います」と自信を語るスタッフまで。

 同馬の母の父はアドマイヤベガ。父の子は前述のハービンジャー同様、母の父にサンデーサイレンス種牡馬を構えるケースが多いが、レースではディープインパクトなど、SS系種牡馬産駒の切れにどう対抗できるかが、当然成功のカギとなる。

 この1戦だけで評価は難しいが、今回1400メートルにしてはレアな前傾ラップで、最後の持久力比べがフィットした印象もあり、まずはスローペースの瞬発力勝負に対応できるかを見てみたい。あとは休養で420キロの体がもう一回り大きくなるといい。

 かなり早い時期から、オーナーであるキャロットファームが、父の名を高める先兵役として指名していた1頭。きっちり照準を定めての勝利で、日本ダービー(レイデオロ)を制して勢いに乗るクラブの戦略は見事だ。(大上 賢一郎)

最終更新:6/6(火) 22:02
スポーツ報知

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