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北海道砂川市の5人死傷事故、発生から2年 「風化させぬ」 飲酒運転撲滅へ街一丸、徐々に成果

6/6(火) 7:00配信

北海道新聞

条例制定 飲食店街の駐車場は夜間閉鎖に

 北海道砂川市の国道で2015年6月、飲酒運転の乗用車が軽ワゴン車と衝突し、軽ワゴン車の一家5人が死傷した事故から6日で2年。砂川市では飲酒運転の撲滅に街を挙げて取り組み、成果を上げつつあるが、全道的には重大な飲酒事故がいまだになくなっていない。事故の教訓の風化を懸念する声もある中、道警などは検問強化で飲酒運転の恐ろしさを訴え、根絶を図る考えだ。

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 居酒屋やスナックが立ち並ぶ砂川市中心部の飲食店街。「『今日は車だから飲まない』という客の会話をよく聞くようになった」。飲食店を営む男性(39)は事故後の変化を語る。飲んだ帰りに運転代行業者を呼ぶ客も、事故前に比べ約2倍に増えたという。

 砂川市では飲酒運転をさせない環境づくりを進めてきた。市は15年12月に飲酒運転撲滅条例を制定し、飲食店街に防犯カメラを設置。今年5月からは、加害者らが事故を起こす直前に車を止めていた飲食店街の駐車場が夜間閉鎖となった。

 こうした取り組みもあり、砂川署管内(砂川市、空知管内上砂川町、奈井江町、浦臼町)の飲酒運転摘発件数は15年の年間8件が16年には同4件に減り、今年は5月末現在で2件にとどまっている。

北海道全体では飲酒の事故相次ぐ

 ただ、全道的には飲酒運転の摘発が増え、飲酒絡みの重大事故も相次いでいる。

 16年1月には室蘭市で飲酒運転の乗用車が信号機の支柱に衝突し、20代の男性3人が死亡。同12月には札幌市北区で、飲酒運転の乗用車が高齢男性をはねて死亡させ、一時逃走した。

北海道新聞社

最終更新:6/6(火) 7:00
北海道新聞