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不朽の名機「ダグラスDC―3」 とかち帯広空港(北海道帯広市)に

6/6(火) 14:04配信

十勝毎日新聞 電子版

 半世紀以上ぶりに、ダグラスDC-3が帯広にやってきた-。スイスの時計メーカー・ブライトリングが支援する航空機「ブライトリングDC-3」が5日、世界一周飛行の途中給油で、とかち帯広空港に立ち寄った。

 旅客機としてのDC-3が帯広の空を飛んだのは、昭和30年代に同機を使っていた旧北日本航空が丘珠(札幌)-釧路間の周回飛行で旧帯広空港を利用した記録が残っている。

 DC-3は1930年代に米・ダグラス社が開発した双発プロペラ機。40年製造の「ブライトリングDC-3」は、スイスのNPOに動態保存されている。今回は製造77年目記念として世界一周に挑戦している。

 3月にスイス・ジュネーブを出発し、中東、インド、東南アジアを経て、4月27日に台湾・台北から鹿児島へ到着。およそ1カ月をかけ日本国内でイベントを行った。この後はアメリカ全土を巡り、グリーンランドなどを経由し9月にスイスへ戻る予定。

 ブライトリングは2013年、東日本大震災復興の励みにと『みんなで大空を見上げよう!』プロジェクトを立ち上げた。今回の訪日でも同プロジェクトを実施し、過去に大規模な震災被害のあった熊本県、神戸市、福島県で地元の小学生らが搭乗した。

 5日は、帯広から距離約3000キロとツアー最大の難所と目される米国アラスカ州のシェミアに向かうため、仙台から給油と点検のためとかち帯広空港に寄航した。めったに見ることのない同機を写真に収めようと、多くの航空ファンが空港を訪れた。

 上士幌から撮影に来た村尾靖彦さん(53)は「きれいに手入れされた機体。目の前で撮れてよかった」と喜んでいた。同機は気象条件を見て、早ければ6日午後にも飛び立つ。(折原徹也)

十勝毎日新聞