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時計や家電除外 諏訪市のふるさと納税返礼品

6/6(火) 8:00配信

長野日報

 諏訪市の金子ゆかり市長は5日、市役所で会見し、「ふるさと納税」(ふるさと寄付金)の返礼品について総務省の見直し要請に沿い、「資産性が高い」とされた時計や家電など16種類123品目を10月1日から除外する考えを明らかにした。除外品目は昨年度寄付額の9割を占める。市長は「ふるさとらしさが認められるものは良しとするなど、新たなルールを作ってほしいとの希望は持っている」と述べた。

 見直した理由について「国が(返礼品に関する)問題点を是正し、全国のバランスを取りたいという意向だと斟酌した」と説明。セイコーの腕時計やエプソンのプリンター、プロジェクターのほか、ルームエアコン「霧ヶ峰」、小型カメラなどを除外する。

 新素材を使った砂時計や小型オーディオセットといった諏訪の技術を生かした地域ブランド「SUWAプレミアム」の商品も7品目外した。「土地柄に合うものを選んできた立場からすると、品目だけで良しあしを決められてしまうのはとても残念」と述べた。

 市は総務省から返礼品競争の過熱に歯止めをかけるため4月1日付または5月24日付の通知で、家電や時計などを返礼品にしないよう求められていた。市は、県から資産性が高いとして提示されたゴルフスイングを解析する器具など3種類13品目を含め除外した。

 2016年度の寄付総額5億4000万円余のうち、除外される品への寄付は4億9370万円余で全体の91%を占める。17年度の目標額は4億円。現在の返礼品221品目のうち半数以上が除外されるため、市長は「品目の補充を工夫したい」との考えを示した。

 納入業者との契約や返礼品とすることで受注が増加して人員を確保している業者もあることから、除外するまで一定期間を置くことにした。

最終更新:6/6(火) 8:00
長野日報