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17年度の鉄鋼業賞与、高炉と電炉の減額顕著

6/6(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 主要鉄鋼企業の2017年度賞与(鉄鋼新聞社調べ)が5日までに出そろった。16年度業績をおおむね反映して、17年度賞与は業種によって増額、減額が分かれた。高炉メーカーや普通鋼電炉メーカーで減額が目立った一方、ステンレスや鋼板加工、鋼管などは業績回復を反映した賞与となった。

 調査した50社のうち前年度比で増額となったのは約4割。減額は約3割だった。一方、賞与額(基準ベース)が150万円を超えたのは10社にとどまった。業績回復とは言っても利益水準ではまだ課題が残る企業も多いためで、支給額が急激に増える状況とはなっていない。
 高炉メーカーは大手3社が減額。いずれも業績連動方式を採用しており、減益となった16年度業績を反映して、減額幅は3万~21万円となった。JFEスチールと神戸製鋼所は算定のベースとなる
損益が下限を下回ったため別途協議で決まった。
 特殊鋼・ステンレス専業メーカーは業績の違いで増額、減額に分かれたものの、大同特殊鋼、愛知製鋼に加えステンレス専業3社がいずれも増額となるなど総じて業績回復を反映した賞与となった。
 普通鋼電炉メーカーは16年度の業績低下を反映して9社のうち7社が減額。増額が目立った16年度賞与とは対照的だった。
 高炉、電炉以外の業種では業況や企業業績によって増減が分かれた。増額が目立ったのは鋼板単圧、鋼管、鋼板加工、建材加工など。鋼板単圧は大手4社がいずれも増額となった。

最終更新:6/6(火) 6:02
鉄鋼新聞