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フェイク映像を見破る3つの方法ーその「おもしろ」映像は本物か

6/6(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「えー、すごい! 」「かわいい! 」 と思って、思わずretweetやshareをクリックしてしまう写真やビデオ。でもその中には、アクセスの増加や、果てには大手メディアで紹介されることによる謝礼を狙って、合成(フォトショップ)したり、でっち上げたものが少なくない。どうやって、それらを見破ることができるのか。

【画像】何が正しい情報なのか、自らの目で見極めるリテラシーが必要だ。

筆者が5月19日からドイツ・ハンブルクで参加した国際新聞編集者協会(International Press Institute =IPI)年次会議で、こうした映像をどうやって見破るのかというワークショップがあった。IPIは、独立したジャーナリズムや報道の自由を維持し、ジャーナリストの安全を守るための国際組織だ。

今回、IPIのワークショップで紹介されたのは、具体的に検索でどうやってフェイクであることを確認するかというノウハウだ。

1. 写真の出所、撮影時期をチェックしよう

飛行機の墜落事故など大きな事件や自然災害の際は、その現場からと思わせるフェイク映像が出回る可能性が高まる。

ワークショップの例は、ジャーマンウイングス9525便墜落事故(2015年3月24日、ドイツの格安航空便がフランスで墜落した)直後にTwitter上に表れた現場写真とされるものだ。山奥で、現場にたどり着くのは困難であるにもかかわらず、墜落したと見られる飛行機の残骸が至近距離から撮影されているもので、今は検索してもヒットしない。

当該写真をグーグル映像検索してみると、写真のオンライン登場は、2009年11月30日にまで遡ることができる。しかも機体は、2007年にトルコで起きた墜落事故のものだということがわかる。

ワークショップを開いた北ドイツ放送(NDR)のFiete Stegers氏は、こう指摘する。

「飛行機事故と爆発事故の映像は、シェアされやすい。それを狙った写真がオンラインに登場する」

筆者が覚えているのは、2012年10 月、ニューヨークなど米東海岸を襲った「ハリケーン・サンディ」のフェイク写真だ。ニューヨークにある「自由の女神」の背後にキノコ状の渦巻きが不気味に映ったもので、ソーシャルメディアでシェアされていた。ハリケーンの直径がそんなに小さいわけはなく、中西部で撮影された竜巻を合成したものだった。

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