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“東京五輪では空の玄関口に神獣を“ 映画『花戦さ』の劇中画も手がける現代アーティスト・小松美羽に密着

6/6(火) 19:49配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 Sony「Xperia」のCM出演や公開中の映画『花戦さ』の劇中画を手がけ話題を呼んでいる現代アーティスト・小松美羽さん(32)。2002年に都内の美術短期大学に入学し、2009年から銅版画家として注目を集めメディアにも多数出演。2014年に出雲大社に作品を奉納したことで一躍脚光を浴び、2015年には大英博物館が小松さんの作品を所蔵するなど、世界的にも注目を集めるようになった。

 祖父が亡くなる際に見たという“魂“、出雲大社で見たという“光“など、宗教や人種を超えたものに導かれ絵を描いているという小松さん。独特の世界観“大和力“をキーワードに描く動物や“神獣““もののけ“の姿は観る者を圧倒、海外でも高い評価を得ている。

 小松さんはなぜ「神獣」を描くのだろうか。

 「我々が感じる世界だけではなくて、もっとたくさんの世界がある。だから神獣にとっては人間を見放してもいいけれど、私は見放してほしくない。そういった純粋な祈りですね。彼らに見放されたくないから、彼らと繋がっていられるコネクションを描いている。小さい頃からこういう生き物を見ることができたというのは私の使命だと思う」。

 2020年に開催を控える東京オリンピック・パラリンピックに向けては、「羽田空港と成田空港をジャックしたい。色々なものが入ってくる玄関口で、人間だけじゃなくて目に見えないものたちも含めて一緒に行かないと、大地とのかみ合いが上手く行かないと思うんです。そこを上手く彼らが入ってくる人たちを見つける。魂と呼応して、人間が盛り上がるだけじゃなくて大地も一緒に盛り上がる。それを神獣でやりたい」と話す小松さん。

 そんな小松さんの個展「神獣~エリア21~」が3日から開かれており、初日、2日目はライブペインティングで観客を圧倒。2日間で合わせて7000人以上が来場した。

 「エリア21」について小松さんは「地球を正二十面体に区切って、その国境が無いところからエネルギーを抽出していくと神獣が現れてくる。エリア21というのは神々の世界、いわゆるあの世。神獣はその世界と人間の世界をつなぐ役割を果たしている。神獣が純粋に魂を見つめることで我々がエリア21に近づいていく」と説明する。

 「ライブペイントの前には瞑想をして空っぽな状態で始める。ライブをするというのはたくさんの皆さんの前で行うので、たくさんの人の祈りだったりエネルギーを背中で感じて絵にぶつける。(完成した絵は)いつの間にかこうなっていたという感じ」。

 ライブペインティングでは準備した絵を描くのではなく、その場で完成させていく。作業を初めて1時間15分後、小松さんは突然床に絵を描き始めた。「作品というよりかは、彼らとつながるためのツールみたいな感じ。みんなの祈りの導線みたいなのが私を媒介にしてつながっていかれますようにっていうこと」。

 そんな「神獣」の絵画も間近に観ることができるこの個展は東京・千代田区の紀尾井カンファレンスで11日まで開催されている。入場は無料。

最終更新:6/6(火) 19:49
AbemaTIMES