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三菱マテリアル、北大に「資源環境修復学」の寄付分野開設

6/6(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 三菱マテリアルは5日、国内外における休廃止鉱山を対象とした環境修復技術の発展および同技術分野の国際的な人材育成を目的として、北海道大学の大学院工学研究院に寄附分野「資源環境修復学分野」を開設すると発表した。開設期間は17年7月~21年3月末までの3年9カ月間。主に「鉱山跡地の環境修復に関する研究」、「休廃止後の環境対策を最小限にするための鉱山開発に関する研究」、「休廃止鉱山における坑廃水処理と発生源対策とを統合した環境対策に関する研究」などを研究する。

 国内には多くの休廃止鉱山が存在し、汚染発生源対策や坑廃水処理が実施されており、今後は海外でも休廃止鉱山が急増すると考えられている。同寄附分野では、これらの課題に対して、開発段階から休廃止後の対策が最小限になるように考慮した鉱山開発手法などを構築するとともに、休廃止後の効率的な環境修復の方策などを研究する。
 同社は、今年4月にも京都大学大学院工学研究科に非鉄製錬学およびそれを利用したリサイクル技術の発展を目的とした寄附講座「非鉄製錬学講座」を開講しており、資源・製錬系の人材育成と同分野の発展に向けた取り組みを行っている。同大学では、これまでに培ってきた知見を同分野にも活用し、修士論文および博士論文の指導を通じて環境修復技術の向上に取り組む考え。また、特別講義のほか、学部と大学院の関連科目を開講するとともに、学生に対する国内外のインターンシップを実施し、国際的に活躍できる人材の育成を目指す。

最終更新:6/6(火) 6:02
鉄鋼新聞