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原爆死没者名簿 竹内さん加わり筆耕 8月1日まで、3500人分

6/6(火) 10:16配信

長崎新聞

 長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典で奉安する原爆死没者名簿に、この1年で亡くなったり新たに判明した被爆者の名前を記入する筆耕が5日、長崎市役所で始まった。新たに被爆者の竹内絹子さん(74)が筆耕者として加わり、今年で16年目となる書道講師の森田孝子さん(69)と2人で務める。

 名簿は1968年から市が毎年作成している。昨年までに記入し式典に奉安した被爆者は17万2230人。今回は昨年8月1日から今年7月31日までの判明分を対象に、約3500人を記入する見込み。

 竹内さんは2歳の時に長崎市で被爆。当時、爆心地から離れた親戚宅に疎開していたため家族6人とともに無事だった。「幼かったので原爆の記憶はない」というが「原爆の映像を見て被害を痛感した。この悲惨さが二度と繰り返されてはいけない」と平和への思いを抱いている。

 幼いころから習字に親しみ、主婦業が落ち着いてきた5年前から書道教室に週1日通っている。そこで講師を務める森田さんが、昨秋ごろから作業に加わるよう話を持ち掛けていた。竹内さんは「亡くなられた方のご冥福を祈って筆耕に努めたい」と話した。

 筆耕は8月1日まで続く予定。

長崎新聞社

最終更新:6/6(火) 10:16
長崎新聞