ここから本文です

“カラーの日本酒”誕生 酵母使い、まるごと君津産に

6/6(火) 13:41配信

千葉日報オンライン

 生産量日本一を誇るという千葉県君津市特産の花、カラーの酵母を使った日本酒「青葉の風」が完成した。同市にある千葉県立君津青葉高校が栽培した酒米「総の舞(ふさのまい)」と、千葉県内で唯一の平成の名水百選として名高い「久留里の名水」を使い、市内の酒蔵「須藤本家」が醸造した。“まるごと君津市産”の酒が誕生した。

 同市内では小糸地区を中心にカラーの栽培が盛んで、毎年度、全国最多という200万本前後を出荷している。10~5月の収穫時期に限らずカラーをPRしようと、市が2015、16年度の地方創生交付金約190万円を活用して商品化を進めていた。

 独立行政法人「製品評価技術基盤機構」などの協力を得て、カラーから日本酒造りに適した酵母や、ヨーグルト作りに使える乳酸菌を採取。同市が県内の自治体で最多の6酒蔵を抱えることから、まずは日本酒造りに着手した。

 今回のために同校が酒米を作り、学校近くの須藤本家が醸造。銘柄は同校の創立100周年を記念して「青葉の風」とした。「すっきりとした味わい」(市職員)に仕上がったという。1日から、須藤本家やJAきみつ農産物直売所「味楽囲おびつ店」などで、1本1473円(税込み、720ミリリットル)で販売している。

 市は、カラーのPRにつながる売り出し方法を模索中で、市内の他の酒蔵にもカラーの酵母を使ってもらいたい考え。市の担当者は「乳製品など他の商品も開発していきたい」としている。