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会話の決め手は「最初の10分」サーフィン感覚で波に乗れ

6/6(火) 18:30配信

ホウドウキョク

“会話下手”で悩む人は、“話の切り出し方がわからない”“沈黙で気まずくなったらどうしよう…”などと、失敗に対する不安感で話す前から気が重くなってしまう場合が多い。そこで“会話は頭の10分を乗りきればうまくいく”と提唱する、第1回で取材した「話し方教室 青山コミュニケーションセミナー(ACS)」代表の栗原典裕氏にお話を伺った。

第1回「ビジネスマンを救う『話し方教室』」を見る

“生の言葉”で語る人材が実績を上げる時代

検索すれば今や数々のセミナーがヒットする“話し方教室”。10年ほど前、そのニーズは企業の人事からの依頼が中心だった。しかし今その潮流に明らかな変化が見えると語る栗原氏。

「設立当初は、受講者は人前に出る機会の増えた60代の方が中心でした。あがり症克服目的でいらっしゃる方も多かったです。でも近年は30~40代の働き盛り世代の個人の受講者の方が増え、職業も一級建築師の方やMBAをもつビジネスマンなど、いわゆるエリートの方が少なくありません」
そんな彼らが今なぜ、話し方を学ぶのか。栗原氏は、社会が求める人材の変化が影響していると分析。個人が黙々と頑張り成果を出すより、チームで協働して業績を挙げることが好まれる今の時代。たとえばIT業界では“どんなに技術のあるSEでも、人づきあいができなければ作業員で終わってしまいかねない”という話もあるそうだ。では縦横無尽にネットワークを築き、“伝わる”コミュニケーションを実現するためには、どのようなノウハウが必要なのだろう。

話し方は“誰が・何を・どのように”のかけ算

「たとえばスライドを使うプレゼンの場合、スライドをただ一方的に読み上げるだけだと相手に刺さらないし、情報共有もできません。私が講座でまずお伝えするのは“誰が・何を・どのように”という、話し方の3要素を大切にすることです。初めに自分が何者(誰)であるかの自己紹介をきっちりしてから、主題(何を)をはっきり伝え、さらに親しみのある表情やジェスチャー(どのように)をまじえながら話しを展開する。なんだ、基本じゃないかと思われるかもしれないですが、実際にはこれができていない方が多いのです。そしてこの3つがうまく機能すると相乗効果が生まれて、会話の成果がかけ算のように高まるのです」

ちなみに“誰が”を大切にするには、自己紹介の際に“イメージの良い固有名詞”を用いたり、実績や専門性が伝わるエピソードを盛り込むことで、ひと味違うインパクトを残せるとのことだ。

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最終更新:6/6(火) 18:30
ホウドウキョク