ここから本文です

「十和田湖ウオーク」継続へ 他団体が運営協力

6/6(火) 13:20配信

デーリー東北新聞社

 八戸市のウオーキングクラブ「MTC21」(野呂猛代表)が毎年7月に開催する「十和田湖ウオーク」。自然を楽しみながら湖畔を1周するイベントとして長年親しまれてきたが、会員の高齢化で運営スタッフの確保が難しくなり、昨夏を最後に開催の断念を検討した。しかし、全国の参加者から「やめないで」との声が続出。同じく湖畔で年1回行われるマラソン大会とヒルクライム(自転車競技)の両実行委員会が「湖周辺の地域活性化という共通の目標に向け力を合わせたい」とスタッフ派遣に協力し、今年で第40回の節目を迎えるウオークが7月23日に開かれる運びとなった。

 ウオークは毎年、全国各地から千人前後が参加する人気イベント。神秘の湖の美しさに加え、約50キロのコースを平均約10~11時間かけて完歩する達成感から、リピーターも多い。

 ただ、開催時には長いコースを車で巡回して交通整理に当たったり、参加者に給水したりと、さまざまな役割のスタッフが必要となる。クラブ会員を主体とした運営は年々厳しくなり、昨年の大会では、開会式のあいさつに立った野呂代表が「このままでは続けられない」と苦渋の思いを表明した。

 「残念だ」「本当に終わってしまうのか」。大会終了直後、クラブには全国から問い合わせが相次いだ。野呂代表は何とか要望に応えようと決意。同市休屋地区の地域おこし協力隊員山下晃平さんを通じ、地元関係者に協力を依頼した。マラソンとヒルクライムの2団体が応じ、クラブ会員と合わせれば60人以上と、十分な数のスタッフを確保できる見通しとなった。

 野呂代表は「地元の方が手伝ってくれるのは本当にうれしい」と笑顔。感謝の気持ちを込め、クラブ会員を7月9日に行われる「第2回十和田湖マラソン大会」と、今秋に開催予定の「十和田湖ヒルクライム2017」にスタッフとして派遣する考え。「今後もウオークをクラブ単独で運営するのは難しい。ゆくゆくはマラソン、ヒルクライムと共に一つの実行委を組織できれば」と将来を見据える。

 マラソン大会実行委の佐藤百年(ももとし)委員長は「今後も3団体が、スタッフや資材などの面で必要に応じ助け合っていきたい」と強調。ヒルクライム実行委の長畑友広委員長は「私たちの大会でもスタッフの安定した確保が課題だったので、相互に支えられる関係は安心感がある」と今後の連携に意欲を見せた。

* * * * *
 MTC21は第40回十和田湖ウオークの参加者を今月24日まで受け付けている。申し込み方法、参加費などの問い合わせは事務局=ファクス0178(34)2687か、メールmtc21@htv-net.ne.jp=へ。詳細はMTC21のホームページでも確認できる。

デーリー東北新聞社