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【ブラジル】農業ビジネス、貿易活発化 輸出・輸入とも取引額拡大

6/6(火) 4:54配信

サンパウロ新聞

 サンパウロ州の農業ビジネス界では貿易が活発化し、輸出・輸入ともに取引額が拡大している。農業経済研究所のデータに基づく同州農業・食料供給局のまとめによると、2017年1~4月の同州の農業ビジネス輸出額は、16年同時期の56億ドルを3.9%上回る58億2000万ドルに上った。輸入額は前年同期比12.0%増の16億8000万ドル。農業ビジネスの今年1~4月の貿易黒字は、16年同時期の黒字額に対して1.0%増の41億4000万ドルとなった。
 農業ビジネスはサンパウロ州の貿易に大きく貢献している。農業ビジネスを除く今年1~4月の同州の輸出額は96億1000万ドル、輸入額は150億ドルで、収支は53億9000万ドルの赤字だった。農業経済研究所で活動する同局の調査官、ジョゼー・ロベルト・ビセンテ氏は、「サンパウロ州の貿易赤字があまり大きくならなかったのは、黒字を維持してさらに伸ばした州内の農業ビジネスのパフォーマンスのおかげだ」と話す。
 農業ビジネスはサンパウロ州だけでなくブラジル全体の貿易にとって重要だ。
 調査によれば、17年1~4月のブラジル全体の農業ビジネス輸出額は前年同期比3.8%増の291億9000万ドルだった。この額は同時期のブラジルの輸出額全体の42.8%に相当する。また、農業ビジネスの輸入額は48億4000万ドルと前年同時期に対して21.0%拡大し、今年1~4月のブラジルの輸入額全体の10.3%を占めた。その結果、年初4カ月間の収支黒字は243億5000万ドルと16年1~4月を1.0%上回った。
 この場合においては、農業ビジネスのパフォーマンスはブラジルが貿易赤字を抱えるのを回避するのに重要な役割を果たした。ビセンテ氏は「(農業ビジネス以外の)他の分野は、輸出389億5000万ドル、輸入419億3000万ドルと、この4カ月間に29億8000万ドルの赤字を生んだ」と説明する。