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ウミガメ、AKB48総選挙の会場で産卵 砂浜囲って看板立てて NPO法人「ふ化まで見守って」

6/6(火) 9:30配信

沖縄タイムス

 地元や観光客に人気がある沖縄県豊見城市豊崎の美(ちゅ)らSUNビーチで4日、ウミガメの卵が確認された。親ガメが砂浜を歩いたような跡もあった。約100個、約2カ月後にはふ化するという。17日には、人気アイドルグループ、AKB48の選抜総選挙が予定されており、県内外から大勢のファンが訪れると予想される。NPO法人日本ウミガメ協議会の若月元樹さん(42)らは「産卵場所をそのままの状態で保存し、ふ化まで、温かく見守ってほしい」と呼び掛ける。

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 同ビーチでは2010年、アオウミガメの卵が見つかり、ふ化が確認されている。

 若月さんによると、静かで管理された人工ビーチはウミガメにとって夜は卵が産みやすいため、県内でも産卵事例は多いという。一方、ビーチの街灯や照明で海の方向が分からなくなり、子ガメが道路や駐車場に出てしまい、車にひかれてしまうなどのケースも発生している。

 ビーチ指定管理者のTSP管理共同企業体の担当者は「若月さんらの助言に従い、産卵場所を囲い、看板などを立てて、一般利用者に啓発していく」と話した。照明を調整するなど、子ガメが海に返りやすいようにするという。

 若月さんと調査し卵を発見した、琉球大学ウミガメ研究会「ちゅらがーみー」の鈴木智大さん(24)と田井一樹さん(20)は「ウミガメは絶滅危惧種で産卵場所も減っている。ふ化の時に照明を消すことは画期的で、他のビーチでも同様の取り組みが広がれば」。若月さんも「ふ化し海に返ったら、先駆的な保護事例になる」と語った。(社会部・西里大輝)

最終更新:6/6(火) 14:15
沖縄タイムス

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