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子育て世代、共働き、高齢者も歓迎! 沖縄の小売業、宅配スーパーで人気競う

6/6(火) 15:30配信

沖縄タイムス

 店舗へ行かなくてもインターネットなどで注文でき、配達員が自宅まで配達する小売業の「ネットスーパー」のサービスが好調に推移している。県経済の拡大に伴い共働きが増えたことや、大型店の郊外化が進み車を持たない高齢者などからの需要が増加している。各社は独自サービスで顧客満足度の向上を狙い、需要の拡大に取り組む。(政経部・下里潤)

 ■重い商品だけでなくPB商品も

 サンエーは共働きの子育て世代のネットスーパー利用に加え、高齢者向けに電話やファクスで宅配注文を受け付けている。米や飲料などの「重い商品」だけでなく、生鮮食品やプライベートブランド(PB)商品などの注文が多い。PB商品の認知度が広がることで、実際の店舗に客が足を運ぶ相乗効果も生じているという。

 現在は浦添市や西原町の周辺が配送エリア。売り上げは年々増加しており、今後はサービスエリアを拡大していく方針だ。

 ■離島エリアへの販売促進も狙う

 イオン琉球は子育て世帯だけでなく、交通が不便な離島エリアへの販売促進も狙う。離島では久米島や伊江島、伊是名島、伊平屋島などが対象エリア。

 交通手段がない人や在宅時間が多い人など多様な生活スタイルに対応していく予定で、担当者は「商品を自宅まで届けてもらうことで時間を有効活用できる。お客さまの利便性向上につなげたい」と力を込める。

 ■高齢者中心に「夕食宅配」好調

 コープおきなわは週1回、決まった曜日に自宅まで配達する「協同購入」が人気だ。開始した約40年前は主婦層が数人で注文する形式が多かったが、近年は共働き世帯や高齢者の単独による注文が増加。子育て世帯や高齢者、障がい者は手数料を割り引く制度があり、利用者拡大に力を入れる。

 高齢者を中心に「夕食宅配」も好調で、12年の開始以来、注文が増加。2016年度は前年度比で約10%伸びた。担当者は「スマホの普及で利用形態が変化している。今後も利用者のニーズに応えていきたい」と話した。

最終更新:6/7(水) 12:00
沖縄タイムス