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潜在保育士の就労を支援 田辺市でも相談、あっせん

6/6(火) 16:46配信

紀伊民報

 和歌山県は保育士不足を解消するため、資格を持っていても現場から離れている「潜在保育士」の就労支援に取り組んでいる。昨年秋からは田辺市にも「保育士支援コーディネーター」を置き、再就職の相談やあっせんをしている。6月には、再就職支援のための研修会を田辺市と和歌山市で開く。

 県子ども未来課によると、保育士として県内で実際に勤務している人は約3200人。一方、県内の保育士登録者数は今年5月時点で約1万1800人いる。この中には高齢などで資格は持っていても引退した人も含まれるが、「潜在保育士」もかなりの数に上るとみられる。

 「保育士人材確保事業」は県が県社会福祉協議会に委託し、県社福協内にある福祉専門の無料職業紹介所「県福祉人材センター」(和歌山市)が2014年度から実施。保育士経験のある「保育士支援コーディネーター」をセンター内に1人置き、潜在保育士の再就職の相談や支援、求人情報の提供、保育所と潜在保育士との引き合わせ、職場復帰のための研修会などをしている。現職や保育士希望者からの相談なども受けている。

 みなべ町以南の紀南エリアでは昨年度から、田辺市社会福祉協議会内の「紀南福祉人材バンク」がこの事業を実施している。昨年9月にはバンク内に保育士支援コーディネーターを1人配置した。今年1月には、再就職を検討中の人が気軽に参加し、意見や情報交換する場として「ふぉすたーサロン」も開いた。

 県子ども未来課によると、この事業による引き合わせで、今年3月末までに県内で50人の就業につながったという。

最終更新:6/6(火) 16:46
紀伊民報

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