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[MOM2137]星稜FW森井啓太(3年)_本人「最悪のライン」のプレーも、十分な効果生んだ推進力と献身性

6/6(火) 11:13配信

ゲキサカ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.5全国高校総体石川県予選決勝 金沢高 0-3 星稜高 金沢市民サッカー場]

 3-0で快勝した試合後、星稜高の背番号11は「攻めないといけない時にミスしたり、競り勝てなかったりしたので……。苦しい時間帯にチームを引っ張ってやれなかったので悔しい部分がありました」と首を振っていた。前線から果敢なプレッシングでGKのキックをチャージしたり、チームのピンチが続く状況の中で強引に仕掛けてCKを獲得したり、また潰れ役にもなっていた。

 FW森井啓太(3年)は随所でチームを救い、前へ引き上げるプレー。だが、本人は「あれはやらないといけない『最悪のライン』」と満足感を見せなかった。そして、「あれをやった上で競り合いとか勝ちたかったんですけど足りなかったです」と唇を噛んだ。

 それでも、日本代表FW本田圭佑らを育ててきた星稜の名将、河崎護監督は「森井が良かった」と評価する。決して技術力の高い選手では無く、視野の部分など課題もあるというが、「今日は効いていた」と頷く。今年の星稜の中盤は小柄な技巧派の選手が多く、ダイナミックさに欠ける部分がある。その中で森井の強さと運動量はチームの推進力になっており、名将はその点を認め、前線で起用しているようだ。

 この日は、得点シーンにも絡んだ。前半18分に右サイドのスペースを突いて上げたクロスが先制点に繋がった。そして後半終了間際にはPAでの冷静な切り返しから左足シュートをゴール左隅へと流し込んだ。最後に結果を残したことで安堵した様子。「最後の得点シーンは良かったんですけど、それまでがひどかったんで」と苦笑いしていた。

 目標としている選手は昨年のエースFW窪田翔(現筑波大)だ。先輩FWは180cm近い高さと抜きん出た身体能力を備え、前線で起点となり、ゴールも連発していた。「(窪田)翔さんが自分の頭の中に残っているので、あれくらいやれているかなとか。結構意識している時があります」と森井。その窪田は昨年のプリンスリーグ北信越得点王で、昨年の総体予選は全試合でゴールを決めている。だからこそ、「自分は(プリンスリーグがゼロで総体予選も通して)4点くらいしか決められていない。だから、全然足りないですね」とゴール数を増やしていく意気込みだ。

 今冬は遠征メンバーから外れたことがあり、プリンスリーグ開幕戦はメンバー外だった。危機感を持っているFWが、現状に満足することはない。求められている相手の背後へ動きやボールを引き出してサイドへ展開する部分などの課題も改善すること。そして結果を残してチームの勝利に貢献する。

最終更新:6/6(火) 11:13
ゲキサカ