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中華民国国旗損壊の男女 二審で無罪=言論の自由が認められ/台湾

6/7(水) 11:35配信

中央社フォーカス台湾

(新北 7日 中央社)2015年に中華民国国旗を損壊し、国旗侮辱罪の容疑で起訴されていた男女3人の控訴審判決で、新北地方法院(地裁)は3日、これらの行為は政治的意見の表明であり、憲法による言論の自由の保障を受けるべきだとして無罪を言い渡した。

3人は、ほか2人を伴った5人グループで、2015年の双十節(中華民国の建国記念日、10月10日)に新北市永和区中正橋で国旗をナイフで切り裂くなどして、新北地方法院検察署(地検)に起訴された。地裁は昨年12月、5人に20日間の拘留もしくは罰金を言い渡したが、うち3人が判決を不服として控訴していた。

3人はナショナルアイデンティティーを表明するための行為だったと主張している。中華民国国旗を「わが国の国旗だとは思わない」とし、「台湾独立を主張し、中華植民政権を駆逐する。国旗を切り裂くことはわが理念に合致している」と供述した。また、「今の政府は認められない。中国での内戦に敗れ台湾に来た政府であり、台湾を代表するものではない」とも述べているという。

裁判官は、3人が国旗損壊に及んだ後、記者会見を開き、自身の理念を対外的に説明していることを考慮し、行為は国家を侮辱するものではないとした。また、器物損壊罪に当たる恐れがあるが、被害者から告訴されていないため、審理は行えないとしている。

(編集:楊千慧)