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【中国】日中でイノベーションを、東京でフォーラム

6/7(水) 11:30配信

NNA

 日中の民間企業の交流イベント「日中企業イノベーション東京フォーラム(2017)」が5日、東京都文京区で開かれた。中国から企業関係者ら約60人が来日し、会場となった凸版印刷株式会社の現場を視察しながら、両国の企業間の人的交流などを通じたイノベーションの可能性を探った。
 上海海外聯誼会中日分会、国連工業開発機関(UNIDO)上海グローバルイノベーションセンター、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)中国総合研究交流センターが共催。発表会では、凸版印刷の上海市の現地法人、凸版(上海)企業管理有限公司の乃一太郎総経理が、凸版印刷は食品などの包装材料として活用が進む「透明バリアフィルム」や、日本の国産材・間伐材を利用した紙製飲料容器「カートカン」の開発など、本業の印刷業から派生するさまざまな分野で新規事業を進めていることを紹介。「営業人員5,000人が顧客企業2万5,000社の潜在ニーズをくみ取り、これに印刷テクノロジーを合わせてきたことがイノベーションや新規事業創出につながっている」と指摘した。
 UNIDO上海グローバルイノベーションセンターの王根祥主任は「中国は過去30年間の発展を経て高コスト社会となり、転換期を迎えた。自動車やIT、宇宙、エネルギーなどの分野でイノベーションを促し、経済社会の新たな成長の原動力としていく必要性に迫られている」として、日本の企業や人材などと協力していく意欲を示した。
 日本企業の関係者も約60人参加し、日中間のビジネスマッチングの場ともなった。上海海外聯誼会中日分会の副会長を務める経済評論家の莫邦富氏は「日中の企業同士が交流することで、外交や経済での厳しい局面を乗り切っていく機運が生まれたら嬉しい」と話した。

最終更新:6/7(水) 11:30
NNA