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「光」産業化、支援加速 官民でネットワーク拡大 浜松

6/7(水) 7:59配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 レーザーやセンサーなど光技術の開発や産業への応用をサポートする動きが、浜松市で広がっている。静岡大浜松キャンパスで4月に設立されたフォトンバレーセンターに続き、5月には企業関係者や研究者らが情報交換する「オプトネクスト浜松」が市内で発足した。光技術の分野で海外展開を見据える企業の支援、人材育成の充実に向けた体制づくりも進む。

 オプトネクスト浜松は光技術や産業の発展を目指し、さまざまな業種の関係者や研究者が集う空間作りを目的に設立した。発起人の光産業創成大学院大(浜松市西区)の瀧口義浩副学長によると、「カフェや飲み屋でワイワイ語り合うイメージ」。既に浜松市内の飲食店に協力を呼び掛け、「浜松らしい“ミックス”が起こるような空間を提供したい」とネットワーク作りに力を入れる。

 光・電子技術事業の支援拠点として発足したフォトンバレーセンターとも連携し、企業と大学のニーズのマッチングや情報発信も進める。公的機関の同センターは地域全体で広く光技術の開発、産業応用を支援するのに対し「オプトネクスト浜松は個別企業や特定分野に絞ってサポートできる。成功事例を重ね、もうかる産業の創出につなげる」という。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)浜松は、海外展開を目指す企業の支援に乗り出した。本年度、光産業先進国のドイツ、米国で行われる展示会に参加する地元企業を、資金面などでサポートする事業を始めた。静岡大、浜松医科大は早ければ来春にも共同大学院を設置する計画を進め、光技術の医療応用に向けた人材育成を図る。

静岡新聞社