ここから本文です

【西武】栗山、同点劇呼び込む4号ソロ!菅野撃ちに「打てたのは自信になる」

6/7(水) 6:07配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 西武8―5巨人(6日・メットライフドーム)

 打った瞬間に確信した。3点を追う6回1死、フルカウント。栗山は、菅野の内角低めへのスライダーを捉えると、悠々と歩き出した。「いい投手なのでセンター中心にと。打てたのは自信になるし、いいアピールになったと思う」。会心のスイングから生まれた4号ソロに、納得の表情を浮かべた。

 一振りで流れを引き戻した。序盤から巨人にリードを許し、4回には1点差に詰め寄ったが、6回に再び2点を奪われてリードを広げられていた。だが追い上げムードがしぼみかけた直後の一発で、チームは再び活気づいた。栗山の後に控える下位打線がつながり、この回に3点を奪って同点に追いついた。

 この回に同点を呼び込む中前適時打を放った炭谷は「ムードが盛り上がりましたね」と、その効果を証言する。しかし栗山は、自身の一発よりもチームとしての勝利を1番に喜んだ。「みんながつないでいって追いついた。結果的に流れを呼ぶことができて、いい一打になった」

 プロ16年目。ベテランの域に入ってなお、より質の高い打撃を求め続ける姿勢が技術を支えている。試合ではバットのグリップを余して握るが、試合前の打撃練習ではバットを目いっぱい長く持って打つ。その理由をこう説明する。

 「練習の時は強く振って、打球を飛ばしたい。試合では相手のスピードがあるから、短く持っても飛ぶ。でも長く持って、バットのヘッドを使って飛ばす練習をしないと、その感覚は身に付かないんじゃないかなと思って。いま実験、研究中なんです」

 思い描く打撃に行き着くにはどうすべきか―。そのための工夫、努力をし続ける。この日、本塁打にした球はひざ元へと変化してくるスライダー。失投とは言えない厳しい球だったが、「あの打席では1番甘い球だった」。磨き上げてきた技術が、菅野の一球を逃さなかった。

 チームは引き分けをはさんで4連勝で、貯金8は今季最多タイとなった。「連勝が続いても、みんなが一球に集中してやれている。この状態を維持していけるようにしたい」と気を引き締めた栗山。好調を維持するチームの中心には、頼れる背番号1がいる。(小島 和之)

最終更新:6/7(水) 6:10
スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報