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橋爪功の長男は覚醒剤 2世タレントはなぜ薬物に走るのか

6/7(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 橋爪功(75)の息子で俳優の橋爪遼容疑者(30)が覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件は、不祥事の相次ぐ2世タレントのイメージをさらに悪化させるものだ。

 覚醒剤では昭和の名優、故若山富三郎、故藤田まこと、三田佳子ら、大物芸能人の2世が過去に逮捕されている。大麻でも元チェッカーズのリーダー武内享の長男と次男、ヒデとロザンナの次男、中村雅俊と五十嵐淳子の長男ら、振り返れば枚挙にいとまがないほど。

 更生している2世も多いが、それにしてもなぜ、2世たちは覚醒剤や大麻など薬物に手を染めてしまうのか。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。

「ことし1月に亡くなられた松方弘樹さんが仁科亜季子さんと離婚協議中のときのことです。高校生だった次男の仁科克基さんが楽屋に顔を出すと、『おぉ』と、ごく自然に財布を出して、約10万円もの現金を渡されたんですね。克基さんに逮捕歴などありませんし、小遣いを父親からもらったって何の問題もありません。ただ、大物芸能人の2世の皆さんは、おおむね同じような感じで育てられているのです。覚醒剤事件を起こした大女優の次男が逮捕されたとき、高校生だったこの次男の小遣いがなくなると、お手伝いさんが30万円を持って渡しに行っていたという話もあります。親にしてみれば仕事が多忙で普段満足に構ってあげられない分、おカネで埋め合わせをというのでしょうけど、このおカネが悪事を引き寄せてしまうところはあるでしょうね」

■恵まれた環境ゆえ「ハングリー精神の欠如」

 歌手のASKAがやはり覚醒剤で逮捕された際、ドラッグの売人にとって有名人が何よりの上客であるとの情報があった。有名人は金持ちだから高値で売れる、金払いが良い、有名人だから口外しないといった理由が挙げられていた。金持ちの2世たちが、歓楽街などでイイ顔になれば、そうした売人たちに聞きつけられて、ドラッグを買わないかと持ちかけられる展開は想像に難くない。また、逮捕された有名人のドラッグの入手ルートには別の有名人が名を連ねていることもあり、類は友を呼ぶで、望めばすぐに入手できてしまうという環境に2世たちは置かれているのも事実だ。

 それにしても、だ。芸能界と薬物の関係が世間でこれほど注視されている中で覚醒剤に手を出せばどうなるか想像力は働かなかったのか。前出の城下氏はこう続けた。

「2世タレントの大きな特徴にハングリーさの欠如があります。芸能界なら、ご両親のコネがあればデビューも、仕事を取るのもそう難しくはない。たとえば俳優なら、努力して役を勝ち取った経験をあまりしていないため、仕事のありがたさもあまり感じない。社会経験の少なさも甘さにつながっているのかもしれませんね」

 手錠をかけられるまで罪の自覚がないようでは再犯が多いのも納得である。