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キングコング西野さん、浜松・ぬくもりの森で原画展 設計の故佐々木さんと交流

6/7(水) 12:38配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 多彩な創作活動に取り組む芸人の西野亮広さん(キングコング)が原作を手掛けた絵本の作画展「えんとつ町のプペル展」が17日から25日まで、浜松市西区和地町の観光施設「ぬくもりの森」で開かれる。ぬくもりの森を作り上げ、昨年58歳で急逝した建築家佐々木茂良さんと西野さんの親交を知った有志が「西野さんにも影響を与えた独特な世界観の中で展示会を」と仲間を募り、個展開催にこぎ着けた。

 浜松で生まれ育った佐々木さんは1998年に建築設計事務所「ぬくもり工房」を設立。おとぎ話から飛び出したような丸みを帯びた建築が得意で、同工房が運営する「ぬくもりの森」には佐々木さんのアトリエやレストラン、雑貨店、洋菓子店などの建物が並ぶ。中世の欧州を思わせる幻想的な世界感が話題を呼び、人気スポットになった。

 佐々木さんのファンという西野さんのブログには、2人の親交の様子が記されている。西野さんがぬくもりの森を訪ねた時、佐々木さんが図面を見せ、建物を案内してくれたこと。その後も互いの創作活動を語らい、ぬくもりの森に影響を受けて絵を描いたことにも言及している。

 今回のプペル展は、「いつか原画展をやれたら」という西野さんの書き込みを見ていた同市東区の会社員熊井惇さん(31)がぬくもり工房の許可を得て実現させた。費用やスタッフをクラウドファンディングで募り、20~30代の男女約20人が集まった。メンバーには「『プペル』と佐々木さんの建築に共通する世界観を感じ、実現させたかった」という長年のぬくもりの森のファンもいる。

 個展は、店舗内だけでなく、普段は入室できない、佐々木さんのお気に入りだったアトリエの応接室にも作品を並べる。ぬくもり工房のスタッフは「若手作家を大切にしてギャラリーまで建てた人。(佐々木さんも)個展の開催を喜んでいるはず」と話す。



 <メモ>えんとつ町のプペル ごみでできた「ゴミ人間・プペル」を主人公にした絵本で「にしのあきひろ(西野亮広さんの作家名)」原作。作画は複数のクリエイターの分業制で行った。インターネットでも無料公開している。個展は発光ダイオード(LED)を内蔵した「光る絵」を展示する。制作費を賄い、入場無料とするため、開催権を販売するという手法を取った。全国40カ所以上で開催予定。23日午後7時からは西野さんのトークショーを浜松市中区早馬町のクリエート浜松で開く。入場料2000円。問い合わせは実行委員会の熊井さん<電080(5177)7959>へ。

静岡新聞社