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日曜市、商店街に活気 伊東・中心街「復活の一手に」

6/7(水) 17:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 伊東市中心街のキネマ通り商店街で、シャッターを下ろした店の前に出店を誘致し、にぎわい創出を図る日曜市「サンデーキネマーケット」が盛況だ。空き店舗や休業店の増加とともに客足がさらに遠のくという悪循環の解消を目指し、2016年7月に始まった。実行委員長の西村真一さん(50)は「商店街がかつての活気を取り戻す復活の一手になれば」と期待を寄せる。

 日曜市は2カ月に1回ほどのペースで日曜の昼間に営業し、17年5月に5回目を開催した。シャッター前の空きスペースに出店が立ち並び、伊豆半島のジビエ料理やラーメン、スイーツなど飲食物や雑貨を販売する。リラックスサロンや休憩コーナーもあり、家族連れや若者など多彩な客層の取り込みを狙う。

 同商店街は約50軒で構成するが、閉業や日曜定休の店も多く、観光客が多い日曜にもかかわらず3分の1ほどが店を閉めている状態だった。見かねた商店街店主らの有志が日曜市を考案した。

 回数を重ねるごとに観光客や地元住民の間で知名度が向上。2月中旬の開催日には午前10時からの6時間で約5千人が訪れた。西村さんは「あまりの盛況に驚いた。バブルのころ以来、30年ぶりくらいの人出だった」と笑顔を見せる。出店の効果で商店街の既存店の来客も増え、1日の売り上げが通常の日曜の2~3倍に上った店舗もあるという。

 旅館やホテル向けに開催案内を伝え、日曜午前チェックアウトの宿泊客らに来場を呼び掛けている。伊東温泉旅館ホテル協同組合の稲葉明久理事長(53)は「宿泊施設としても伊東駅に近い市中心部でのイベントは紹介しやすい。商店街と力を合わせて観光振興につなげたい」と話す。

静岡新聞社