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【国内女子ツアー】宮里藍「勝ちたい」の裏に全英出場権

6/7(水) 16:45配信

東スポWeb

 先月26日に今季限りでの引退を発表した宮里藍(31=サントリー)が、今週の国内女子ツアー「サントリーレディス」(8日開幕、兵庫・六甲国際GC)に出場する。引退表明後で初となる試合へ向けて、6日の公式会見では「勝ちたい」とキッパリ。その言葉の裏にあるのは、ここで勢いをつけて「全英リコー女子オープン」(8月3日開幕)出場権ゲットにつなげたいという思いだ。

 練習日の火曜日としては異例の90人の報道陣。キー局すべてのテレビカメラが集結して会場がぎっしり埋まり、優勝会見かと見間違えるほどの盛況となった公式会見で、藍はきっぱり言い切った。「シンプルに、勝ちたいと思っているので、自分のやるべきことをやりたいです」

 もちろん、2003年のプロ転向から所属契約を結び続けているスポンサーが主催者となっている大会で、2012年の米ツアー「アーカンソー選手権」以来、日本ツアーでは09年「SANKYOレディース」以来となる勝利を挙げ、恩返しをしたいという気持ちがあるのは言うまでもない。藍も「アマチュアの出場枠をたくさん持っていて、私もたくさんの経験をさせてもらったことで『今』がある」と「サントリー」への感謝を口にした。

 だがそれにも増して、勝利かそれに近い好成績で「全英女子オープン」出場につなげたい…という思いがある。藍がアマチュア時代からゴルフ人生の目標として掲げるのは「海外メジャー優勝」。今季の残るチャンスは4大会だが、このうち「全英」については今のところ出場資格がない。その理由は引退を決意してから、スポンサーが関係する日本の大会に最後の出場を続けたためだ。

 藍はこの2か月で「ワールドレディスサロンパスカップ」「中京テレビ・ブリヂストンレディス」に出場し、今週の「サントリー」にも出る。

 一方で、米ツアーは4月の「ロッテ選手権」を最後に出場がない。獲得賞金の上積みがないことで賞金ランキングは下降を続け、現在は103位だ。

「全英」出場には、7月5日時点で賞金ランク上位「40人」に入ることが必要。「40位」だと、とてつもなく上に感じるが、「世界ランク上位」など他のカテゴリーでの資格を持つ選手は除外されるので、例年では80位前後の選手まで出られる。

 そのためには現在3万1477ドル(約344万円)の獲得賞金と同程度を稼ぐ必要があると見られる。「サントリー」後は、1週おいて「アーカンソー」と「全米女子プロ」に出場予定。今週で手応えをつかんで「全英」の“締め切り”までの2試合、特にV経験のある「アーカンソー」に乗り込みたいところだ。

 今大会で唯一の優勝を飾っている04年は、「全英」で自身初のメジャー出場を果たした。その再現となるか。

最終更新:6/7(水) 17:07
東スポWeb