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サッカーのまち、女子も熱気 “藤枝なでしこ”輩出へ官民支援

6/7(水) 18:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 サッカーのまち・藤枝市で、新たに女子サッカーの普及・育成活動が熱を帯びている。市は女子サッカーに特化した地域おこし協力隊員を採用、2017年度からは現役女子サッカー選手を職員に雇い、市独自で女子サッカーのより良い環境づくりを進める。市内のチームなどと協力し、選手や指導者の雇用面をサポートする取り組みにも着手した。女子サッカーに優しいまちへ―。市内で官民の動きが活発化している。

 6日、藤枝商工会議所を市サッカーのまち推進課の職員や市地域おこし協力隊の大石雄二隊員(42)らが訪れた。山田寿久会頭を含め正副会頭を前に雇用サポートの取り組みを説明、会員企業への周知や支援を依頼した。

 雇用サポートの取り組みは、市や市内女子サッカーチームなどでつくる組織「藤枝なでしこシャインプロジェクト」が新たな活動として始める。藤枝でサッカーをしたい女子選手や指導者を企業で雇ってもらう仕組みを構築し、選手たちを受け入れやすい環境をつくるのが狙い。今後は大石さんらが市内企業などを訪問し、ニーズ把握や協力を要請する予定で、「18年春までには人材のマッチングの態勢を整えたい」(市担当者)という。

 市は女子サッカーの環境づくりに取り組むことで、来訪人口の増加やサッカー関係者の移住、定住を促進したい考え。16年10月からはシャインプロジェクトが裾野を広げるサッカー教室「なでしこ広場」やトップ選手を育てる「なでしこアカデミー」を定期開催している。運営に関わる大石さんも「徐々に認知度も上がってきた。日本一の女子サッカーのまちを目指したい」と意気込む。

 市は4月から2年間の任期付きで東海女子リーグ2部に参戦する「ルクレMYFC」主将小田巻遥さん(25)を職員に採用。現役女子選手ならではの目線を生かした仕事を通して、取り組みを加速させる。市担当者は「女性が年齢を問わずサッカーに楽しめ、末永く“藤枝なでしこ”として輝ける環境を整えたい」と意欲を見せる。

静岡新聞社