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自己最多5勝目の阪神・秋山 本紙評論家・遠山氏がV奪回キーマンに指名

6/7(水) 16:45配信

東スポWeb

<阪神11-4オリックス(6日)>阪神の8年目右腕・秋山拓巳(26)が6日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で12安打を許しながらも8回2失点と力投し、シーズン自己最多となる5勝目を挙げた。昨年まで通算6勝だった男が、背水の今季は抜群の安定感で先発枠に定着し、チーム躍進の象徴になっている。そんな秋山の不遇時代を知る元阪神二軍投手コーチで本紙評論家・遠山奨志氏がさらなるブレークを求め“猛ゲキ”を飛ばした。

 本調子ではなくても勝てるのが今年の秋山だ。初回に2失点するなど計12安打を浴びたが、要所を締めて相手エース・金子との投げ合いに勝利。「早い回に逆転してもらって切り替えることができた。真っすぐは気持ちを込めて投げられた」と笑顔で話し、金本監督も「打たれながらもよく踏ん張って投げてくれた」と120球の力投を褒めたたえた。

 8年目右腕がようやく覚醒した。高卒1年目で4勝を挙げてもてはやされたものの、2年目以降は低迷。その間に年下の藤浪が頭角を現すなど自身は鳴かず飛ばずの二軍人生を過ごしてきた。今季はオープン戦で結果を出し、先発枠に滑り込むと、5月9日の巨人戦(東京ドーム)では連勝中だった巨人の絶対的エース・菅野に投げ勝ち、一躍、ローテーションの柱にまで成長した。

 そんな秋山の活躍に手応えを感じているのが2010、11年に二軍投手コーチとして徹底指導した遠山氏だ。「このまま終わってしまうんじゃないかと思っていたけど、そこから失敗を糧によくぞ這い上がってくれた。秋山が2桁勝たないと優勝はないと思っている」とかつての愛弟子をV奪回のキーマンに指名した上で「向上心が強い選手だから新たなことに挑戦したくなるかもしれないが、シーズン中に新しい球種や配球を変えることは絶対にしてはいけない! 今のスタイルのまま最後までやり遂げるべき! 余計な色気を出すな!ということ」と3つの禁止事項を挙げた。

 4勝を挙げた新人イヤー以来のスポットライトが当たり始めていることで心配な点もある。「2年目には『スタイリッシュになりたい』と勘違いしてダイエットして、自分の投球までも見失ったときがあった。少し勝つとチヤホヤされるのがタイガース。本人は一度経験して分かっていると思うが、また勘違いするようなことがあったらいけない。もし、あったらオレは直接、ガツンと言うからな」とカミナリを落とすという。

「不調の藤浪を二軍に落とせるのも秋山がしっかりしているからこそ。後先考えずにこのままシーズン最後まで突っ走ってほしい」と遠山氏。“恩師”のためにも秋山は何が何でも期待に応えるしかない。

最終更新:6/7(水) 16:45
東スポWeb

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