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【阪神】古巣のエースにプレッシャーをかけ続けた糸井の存在感

6/7(水) 6:05配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス4―11阪神(6日・京セラドーム大阪)

 阪神が、2005年から始まった交流戦での“関西ダービー”で、最多となる11得点でオリックスに圧勝した。これでオリックス戦は25勝25敗1分けの五分に持ち込んだ。6回に糸井が試合を決定づける中前タイムリーを放ち、元同僚のエース・金子にとどめを刺した。

 糸井の存在感で圧倒し、猛虎打線がオリックス・金子を打ち砕いた。4点リードの6回2死二塁。そこまで3打席無安打の1番打者はフルカウントからの6球目、外角低めのフォークを完璧に捉える中前タイムリーを運んだ。“傷心”の金子は、続く上本に四球を与え、5回2/3を8安打9失点(自責8)でマウンドを降りた。

 この試合、昨季まで4年間所属したオリックス・ベンチの合言葉は「ストップ・ザ・糸井」だった。試合前、鈴木バッテリーコーチは「攻め方は言えないが、糸井を出すとチームに勢いがつく。だからこそ、一番警戒する選手」と語っていた。

 一挙6得点で逆転した3回。金子は1死二塁から糸井を左飛に抑え、2死までこぎ着けた。超人対策としては金子の勝ちだろう。第1打席は直球を中心に、最後はフォークで二ゴロ。この3回の第2打席では真逆のオール変化球勝負だった。初球からチェンジアップを続けスライダー、フォーク。3ボール1ストライクからの5球目には、再び得意のチェンジアップを選択。ボール先行の苦しい状況の中でも神経を研ぎ澄まし、多彩な変化球で凡退させた。

 だが、金子にとって一息つきたい次打者の初球が、上本に打たれた。右中間への適時二塁打で1点差。続く高山が中前に同点適時打を放つと、2死一、二塁から原口が左前適時打で勝ち越した。糸井VS金子は4打数1安打と、オリックス・バッテリーは頭をフル回転させて仕留めた。ただ、抜群の制球力を誇る金子は6回に100球を超えるなど、徐々に微妙なズレが生じて勝負球が甘くなった。

 プレッシャーをかけ続けた糸井が3回の6得点を呼び、そして6回に自らとどめを刺した。「1番・糸井」が“関西ダービー”最多の11得点を生んだといっても過言ではない。

 試合後は「追加点が取れて良かった」と言葉少なに球場を後にした。これで日本ハム時代を含め金子との対戦成績は39打数8安打、打率2割5厘、1本塁打、3打点。数字には表れにくい糸井のすごさが垣間見えた。(橋本 健吾)

最終更新:6/7(水) 6:10
スポーツ報知

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