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【巨人】42年ぶり球団最悪11連敗…由伸監督「頑張ってやるしかない」

6/7(水) 6:09配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 西武8―5巨人(6日・メットライフドーム)

 この屈辱を忘れるな―。巨人が痛恨の逆転負けで、球団史上唯一の最下位となった1975年の球団ワーストに並ぶ11連敗を喫した。移籍後初めて1軍に昇格した陽岱鋼が3回、巨人での初安打となる2点適時打を放って先取点を奪うなど、試合を有利に進めた。だが菅野がリードを守れず、6回5失点で降板。同点の7回には2番手・桜井が3四球で1死満塁のピンチを招き、救援した西村がメヒアに決勝の押し出し四球を与えた。投手陣が崩れ、チームは5位に転落した。

 最後は自ら流れを手放すようにして、また負けた。同点の7回、1イニング5四死球で勝ち越された。勝負できなかった。消極的になりやすい、連敗中のマイナス面が凝縮されたようなシーンだった。最大3点のリードをはね返され、80年を超える球団史において、唯一最下位に沈んだ75年以来、42年ぶりワーストタイの11連敗。現実からは逃れられない。由伸監督は分かりきった敗因を口にせず、次戦への希望を探そうとした。

 由伸監督「今、ここが良かった、あそこが悪かったと、言っても結果がこうなので。負けているので悪いところしか目立たないんだけど、悪いところばかり言ってもね」

 トンネルの出口は見えたはずだった。打線に勢いをつけてほしいと願い、今季初昇格の陽岱鋼を「1番・中堅」で起用。3回、期待に応える2点打で先行し、4回には追加点。1点差に迫られても6回に小林の適時打などで再び3点差に突き放した。西武を上回る13安打を放ったが、結果は逆だった。

 投打がかみ合わない。菅野が4、6回と下位打線につかまり、6回5失点。プロ入り初の2戦連続5失点以上を喫し、最大3点リードを守れなかった。エースが同点とされると、7回は救援陣が自滅した。桜井が3四球で満塁とし、緊急登板した西村が押し出し四球と犠飛を献上。この回無安打で2点を勝ち越され、村田ヘッドコーチは「あと(7回)の2人は論外」と断じた。投手陣は忸怩(じくじ)たる思いを口にした。

 菅野「右の内角を突けなかった。本当に情けないし、応援してくれているファンがいる以上…。勝つことができていないので…。とにかく結果で応えたい」

 桜井「攻めの投球じゃなかった。四球が一番ダメ。打たれても強気で行くべきだった」

 7回の5四死球を問われた由伸監督は「それもそうだし、攻撃ももう少し点がとれたところもあったかもしれない」と、このチーム状況下で選手個人に敗戦の責任が及ぶことを避けるように、言葉を選んだ。

 5位に転落し、首位とは今季最大10・5ゲーム差。7日も敗れれば、巨人史上最長の12連敗となる。指揮官は様々な思いをこらえ、「相手もあることなので、なかなかうまくいかないけど、頑張ってやるしかない」と言い聞かせるように話した。試合中、右翼席からは「絶対勝つぞ」の声が響いた。ファンの思いに応えるには、まず、不名誉な連敗記録に終止符を打つしかない。(宮脇 央介)

最終更新:6/7(水) 6:09
スポーツ報知