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インタビュー:テレビが担っていた役割をPSVRに=SIE盛田氏

6/7(水) 18:56配信

ロイター

[東京 7日 ロイター] - ソニー<6758.T>傘下で家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」事業を手掛けるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)ジャパンアジアプレジデントの盛田厚氏は7日、ロイターのインタビューに応じ、将来的にはこれまでテレビが担っていた役割を全てPSVR(仮想現実)で体験できるようにするのが我々の目標だと販売拡大に意欲を示した。

PSVRは仮想現実の世界を家庭で楽しめるゴーグル型端末。ヘッドセットをかぶると周囲360度に立体的な空間が出現、ゲームの世界に本当に入り込んでいるかのような臨場感を味わえる。

昨年10月の発売以降、品薄状態が続いたが、2月に増産を開始。全世界の販売台数は100万台を突破した。

盛田氏は「想定していた以上に売れたので、供給が追いつかなかったという申し訳ない状況になってしまったが、生産体制はすでに増強しているので、(品不足は)順次解消していくはずだ」と語った。

生産体制の強化に伴い、日本国内での取り扱い店舗も232店から394店に拡大する。

コンテンツも強化していく。PSVR向けのゲームはすでに100以上のタイトルが発売されているが、今後はゲーム以外のコンテンツも積極的に投入していく方針だ。

盛田氏は「我々だけでは考え付かないようなアイデアが色々な業界にあると思うので、それをできるだけ吸い上げ、サポートしたい」と述べ、BtoB(企業間取引)も含めた市場開拓に意欲を示した。

BtoBではすでに、コニカミノルタ<4902.T>が東京スカイツリータウンなどで提供を予定している集団体験型VRサービスに技術供与した実績を持っている。

盛田氏はPSVRの可能性について「『どこでもドア』で宇宙へ行くとか、『タイムマシン』で過去へ戻るという体験ができるのがVRだ」と指摘。「これまでテレビが家庭における映像体験だったが、いよいよその(映像の)中に入って行ける。テレビ登場以来のイノベーションであり、テレビが全てPSVRになっていくことが我々が目指すところだ」と述べ、100万台は通過点に過ぎないとの認識を示した。

(志田義寧 山崎牧子)

最終更新:6/11(日) 7:59
ロイター